お茶の水女子大学
比較日本学教育研究センター
■ 第7回 国際日本学コンソーシアム

―多文化共生社会に向けて―

国際日本学コンソーシアムは、世界の日本学研究の拠点である大学から教員および大学院生を迎えて、国際的・学際的なジョイントゼミを行い、日本学研究および教育の世界的ネットワークを構築するものです。このコンソーシアムの開催により21 世紀における日本学研究・教育の国際的連携が一層進展し、緊密な協力関係が樹立されるものと確信しています。
第7 回となる今回は「多文化共生社会に向けて」をテーマに据え、新たな日本学の確立を目指します。
【日 時】 2012年12月17日(月)~18日(火)
【会 場】 文教育学部1号館1階会議室
【参加校】 カレル大学(チェコ)、国立政治大学(台湾)、国立台湾大学(台湾)、ロンドン大学SOAS(アジア・アフリカ研究学院、英国)、お茶の水女子大学(日本)
【主 催】 お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター
【共 催】 特別経費「女性 リーダーを創出する国際拠点の形成」プログラム
【問合せ】 お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター
【参加費】 無料


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プ ロ グ ラ ム・要旨
■ 2012年12月17日(月) 第1日目
13:00 開会式
 ≪挨拶≫羽生佐和子(本学学長)

13:10 日本文化部会
  中野裕考(本学・教員) 「ルソーと和辻の非リベラル寛容論」
  近藤弘美(本学・院生) 「優生法にみられる日本人の倫理観」
  柗居宏枝(本学・院生) 「明治憲法構想過程における宗教の位置づけとその作用」
―「信教の自由」をめぐる対外関係を中心に―
  林怡伶(台湾政治大学・院生) 「小野小町伝説における遊女像」
  徐翔生(台湾政治大学・教員) 「日本人の死生観」
16:00 日本文学部会
  Martin TIRALA( カレル大学・教員) 「竹取物語に見られる多文化」
  Tomas KIKTA(カレル大学・院生) 「大伴家持の独詠歌におけるメトニミー」
  施旻(本学・院生) 「女性の自伝的作品における追憶の方法
―『蜻蛉日記』と「金石録後序」を中心に」
18:30 交流会
                                             
■ 2012年12月18日(火) 第2日目
10:00 日本文学部会
  呉勤文(台湾大学・院生) 「『三四郎』―西洋化社会の中の「迷羊」」
  侯紀安(台湾大学・院生) 「日本統治期における女性像の異同
―特に龍瑛宗と西川満の作品を中心に」
  范淑文(台湾大学・教員) 「佐藤春夫文学に見る多文化共生社会
―『美しい町』を例として―」
  陳明姿(台湾大学・教員) 「多文化社会における文学―日中両国の文学における龍を中心にして―」
13:00 日本語学・日本語教育学部会
  Patrycja DYSZY-CHUDZIŃSKA(アダム・ミツキェウィッチ大学・院生、本学・研究生) 「日本の大企業における女性管理職の言語使用と意識」
  佐野香織(本学・院生) 「大学院生の実践からのことばの学び」
  行木瑛子(SOAS・院生) 「異文化間能力を育むための翻訳活用法
―初級・中級の日本語クラスでの実践―」
  岩崎典子(SOAS・教員) 「留学前後の日本語学習者の日本観・日本語観
―複文化複言語使用者として―」
15:20 全体会
  森山新(本学・教員) 「複言語複文化主義と東アジアの共生」