公開講座「国際協力ボランティアへの道」


(国連ボランティア計画 長瀬 慎治氏)

 2013年6月29日(土)に、国際協力ボランティアについて、国連ボランティア計画(UNV)駐在調整官の長瀬慎治さんと、JICA青年海外協力隊事務局 募集課主任調査役の池上恵美さんを講師としてお招きし、公開講座が開かれました。
 長瀬さんからは、国連ボランティアについてご紹介いただきました。イメージビデオも見せていただき、ボランティアが現地の人とどのようにかかわり、貢献活動をしているのか、現地で過ごしている雰囲気を知ることができました。
 国連ボランティアは、日本人は比較的少なく、応募資格は25歳以上、職務経験が重視されるそうです。このように聞くと、今の私たちには敷居が高いように思えましたが、同時に、それだけ国連ボランティアの即戦力としての活躍が期待されていることが感じられました。
 一方で、若者のボランティア活動参加は推進されており、国連ユース・ボランティア・プログラム設立の準備が始められていたり、翻訳や通信教育に関するオンライン・ボランティアなどの形もある、とのことでした。Facebookでの広報も積極的にされており、国連ボランティアへの憧れが増すとともに、その存在が身近に感じられるようになりました。


(JICA青年海外協力隊 池上 恵美氏)

 池上さんからは、青年海外協力隊についてご紹介いただきました。青年海外協力隊は、日本国籍があれば20歳から応募可能であり、参加者の多くにとっては今まさに可能な国際協力ボランティアと言えるでしょう。過去の参加者のデータから、ボランティア帰国後の進路・就職先、参加するまでの経緯とその後についてもお話いただき、ボランティア活動がその後の人生にも活かされることが感じられました。
 ボランティアに関心があっても、"自分の専攻って何だろう…""自分の専門分野・専攻が、直接国際協力に生かせそうにないのだけど、活動できるだろうか"と尋ねる人もいました。そのような質問に対して、長瀬さん・池上さんは、今は専門が見えていなくても、意欲を持ち続けていれば大丈夫とお話してくださいました。国連ボランティアと青年海外協力隊、両者とも国際協力に関するボランティアですが、両者の特徴・違いなどを知ることができ、国際協力に関心のある受講者は、ぜひ自分たちもやりたい!という想いが高まる講義でした。
 お二人とも、これまでの経験者の例やご自身のご経験を踏まえてご講演くださり、自分の人生、キャリアにどのように、国際協力ボランティアを位置づけていくか、ということを考えられるとても有意義な講義でした。時間一杯まで質疑応答は続き、会場の皆さんが、国際協力ボランティアに刺激を受け、意欲・関心をもっている様子がうかがえました。ここで得られた積極的な気持ちを、ぜひ実行に移していきたいと思いました。

(人間発達科学専攻M2 長屋 裕子)