「アフガニスタンの子どもと教育」講演会の実施


     (学校に行けない子どものための識字教室)

 2013年10月28日、アジアの国々で子ども図書館活動を展開するNPO法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)アフガニスタン事務所副所長のワヒド・アハマッド・ザハニさんをお招きして「アフガニスタンの子どもと教育」と題する講演会が開催されました。アフガニスタン内戦の終結後の2002年から10年間の間に4,500の学校が建設され、1,000万人以上の子ども(そのうち350万人が女子)が学校に通えるようになるなど、教育の機会が拡大している状況を説明してくださいました。しかし、今日も続くテロや学校への攻撃は、約350万人の子どもが学校に行くことを妨げているそうです。
 そんな中で、SVAは学校の建設、子ども図書館運営や絵本の出版を支援しています。SVAの施設では、子どもたちに対して本を貸し出すだけでなく、読み聞かせや手工芸のクラスの他、学校に行けない子どものための識字教室も行われています。


(SVA三宅アフガニスタン所長(右)とワヒド副所長)

 講演を受けて、幸せな国かどうかを測る明確な基準は無いかもしれませんが、「その国の子ども達は生き生きとしているか」という視点は大切にしたいと思いました。アフガニスタンの子ども達の置かれている状況は、写真や資料だけでは理解しきれません。しかし今回、絵本の読み聞かせ活動等をされているSVAの方々のお話を聞き、現地で何かをするには、物だけでなく、安心できる環境も確保しなくてはならないことに気付きました。活動されている方々には、本当に頭が下がる思いでした。
 同時に、日本の子ども達のことも考えました。状況はかなり異なりますが、幼い肩に重圧がかかっているように思います。子ども達は、「大人は皆、大変だ!忙しい!疲れた。と言うけれど、僕たちだって大変で忙しくて疲れている。」と思っているかもしれません。様々なしわ寄せがどこに集まっているのか、原因はどこから来るのか、重要なことを見逃さないようにしたいと思いました。

(発達臨床心理学講座4年 白井 美沙子)