国際シンポジウム「平和構築と女性:女性支援の現場から」の開催


(左から、遠藤氏、Rajbhandari氏、Dini氏、瀬谷氏)

 2013年12月7日(土)、国際シンポジウム「平和構築と女性:女性支援の現場から」をグローバル協力センター主催、認定NPO法人日本紛争予防センター協力、FILM METHOD COUNCIL協賛によって行いました。平和構築と女性、中でも草の根レベルに焦点をあて、プレイベントとそれに続く講演会を行いました。
 プレイベントでは、女性平和運動家リーマ・ボウイー氏主導による草の根の女性たちのリベリア和平プロセスにおける貢献を描いたドキュメンタリー『悪魔よ地獄に帰れ』を上映しました。その際に、ボウイー氏からの本シンポジウム開催に対するメッセージを紹介しました。
 続く講演会では、3名のパネリストから現場の取り組みに基づく発表がありました。瀬谷ルミ子氏(認定NPO法人日本紛争予防センター理事長)からは、紛争後の平和構築に関する説明とケニアおよび南スーダンにおける女性支援の活動状況をご説明いただきました。Shukria DINI氏(ソマリア女性研究センター代表)からは、難民としての生い立ちとソマリアにおける平和構築と女性の関わり、また女性支援事業をご説明いただきました。Renu RAJBHANDARI氏(女性回復センターネパール会長)からは、ネパールにおける紛争と女性の関わり、平和構築と女性支援事業をご紹介いただきました。遠藤貢氏(東京大学大学院教授)からは国連事務総長報告書「女性と平和構築」に基づく7つの分野と自由主義的平和構築の課題に関するコメントと各パネリストへの個別質問をいただきました。


(パネルディスカッション時の会場の様子)

 パネルディスカッションに入り、瀬谷氏からはニーズ調査の手法について、RAJBHANDARI氏からは、反政府勢力と女性の関わりや女性の権利について、DINI氏からは、新ソマリア政府や、日本からの支援に関する期待について議論いただきました。最後に来場者からの質問を受けていただきました。
 本講演には、大学生、一般市民など100名以上の方々にご参加いただき、参加者からは、「"女性""平和構築"への考えが深まりました。」「講演者の方々からとても力強い平和構築への期待が感じられた。」「女性の活動家の事例を知ることができて有意義でした。」等のフィードバックをいただきました。
 本国際シンポジウムは、アフリカ、アジア各国の事例を通して、紛争の女性に対する影響を再認識し、平和構築期の女性支援や女性の果たし得る役割を学ぶ機会となりました。ご多忙の中、ご登壇いただきました皆様、ご参加いただいた皆様、また本シンポジウム開催にご協力いただいた方々に深くお礼申し上げます。

※国際シンポジウムに関する報告書は、3月以降にグローバル協力センターホームページに掲載いたします。