「アフガニスタンの子ども図書館活動」講演会を実施しました


(2年間かけてスルタナさんが作り上げた平和を願う壁掛け)

 2014年6月2日、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)アフガニスタン事務所スタッフのスルタナさんを迎えてアフガニスタンでのSVAの活動についてお話をしていただきました。首都カブールの東隣のカーピーサー州生まれのスルタナさんは、内戦中はパキスタンの難民キャンプでの生活を余儀なくされた経験があり、平和の大切さを誰よりも実感しています。
 お話の冒頭でスルタナさんは、2001年9月11日にアメリカで同時多発テロが起こったことを知り、事件で家族を失った方々とその家族を想い、アフガニスタンの人びとの平和への願いを込めた絵柄の壁掛けを手縫いで作り上げたことを紹介してくださいました。その作品は先日ニューヨークにオープンした9/11記念博物館に寄贈され展示されているそうです。


(グローバル協力センターでの講演と意見交換)

 現在は、図書館事業課職員として、カブール州を中心に移動図書館活動に従事し、SVAの支援で設置された学校図書館のモニタリングや先生方を対象とする研修に加え、カブール国立図書館の児童室の改善に携わっています。学校図書館では子どもたちが熱心に読書したり読み聞かせに耳を傾けたりしているそうです。
 講演に先立って見学したお茶の水女子大学附属小学校では、休み時間に図書コーナーで思い思いに本を借り読書する子どもたちと直接言葉を交わし、幼稚園では絵本の読み聞かせに目を輝かせて聞き入る子どもたちの姿を見て「環境は違うけれど、アフガニスタンで実施している私の活動と共通点が多く、とても参考になります。」と、次々に質問をしていました。
 グローバル協力センターでは昨年度に引き続き、今年度もSVAのアフガニスタンでのオリジナル絵本の作成を支援し、子どもたちの教育の充実に貢献する計画です。