セミナー「ユニセフの栄養事業と職員の仕事」を開催しました

 2014年7月25日(金)に栄養専門官として国連児童基金(ユニセフ)勤務後、現在は開発コンサルタントとして活躍されている岡村恭子さんを講師としてお招きし、国際協力に関心を有する学生を対象にキャリアセミナー「ユニセフの栄養事業と職員の仕事」が行われました。このセミナーは「共に生きる」スタディグループメンバーから、特に栄養分野での国際協力のキャリア形成に関する相談をグローバル協力センターに寄せたことから企画されました。当日は学部、大学院生のほか、他大学の学生を合わせて11人の学生が参加しました。

 岡村さんからユニセフネパール事務所、東京事務所、エチオピア事務所で勤務された経験に基づき、栄養の分野に限らず必要とされる企画運営の方法や国際協力を行う上での心得をご紹介いただき、講義を受け参加者の進路や興味について質疑応答が活発に行われました。


 プログラム担当官として事業運営の最終目標を固め、目標達成に向けてニーズに合わせたプロセスを進める方法を、具体例を用いながら分かりやすく説明していただきました。国連世界食糧計画(WFP)でのインターンシップやユニセフ職員としての現場経験、アメリカの大学院での経験などご自身のキャリアパスのお話のみならず、仕事と家庭の両立など、なかなか聞けないプライベートな深い話まで聞くことができました。国際協力の現場では専門性のみならずコミュニケーション力、交渉力、マネジメント力などの能力がプログラムの目的達成に求められることから、ただ一つの道(専門性)を追求するのではなく、目的意識をもち多様な経験を重ねて回り道をする方が国際協力のキャリアの近道になるということや、国際協力を行う上で、国連や政府機関で働くということは目標ではなく、自身の目的を実現する手段だというお話が印象的でした。国際協力の基礎知識よりも現場や細かいところに焦点を当てた話を聞くことができ、参加学生にとり国際協力をさまざまな観点から考える機会となりました。

(生活科学部食物栄養学科3年 上田 由理佳)