セクシュアル・マイノリティに関する図書館展示


写真1 展示パネル

 「セクシュアル・マイノリティって知っていますか?」あまりなじみのない言葉かもしれませんが、最近の日本での調査では、7.6%の人が、セクシュアル・マイノリティであると答えています(電通ダイバーシティ・ラボ、LGBT調査2015より)。お茶大の学生(3,000人)の7.6%というと、228人になります。そこで、言葉を聞いたことはあるけれどよくわからないとか、私の周りにはいないなーっていう人に、知ってもらえたらと思い企画を行いました。

 2015年10月19日(月)から10月30日(金)までの2週間、学生有志グループとして大学附属図書館にて「セクシュアル・マイノリティって知っていますか?」というパネル展示を行いました。(写真1)

 提示の内容は、はじめに「性」を考える要素として、生物学的な性別、性自認、性的指向などについて取り上げました。次に、よくセクシュアル・マイノリティについて説明するのに用いられる表(図1)には含まれないXジェンダー、アセクシュアル、クエスチョニング等も紹介しました。


図1 電通ダイバーシティ・ラボ「セクシュアリティマップ」(許可を得て掲載)
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0423-004032.htmlより

 セクシュアリティは、生物学的な性別、性自認、性的指向、そして性表現など、それぞれの要素の組み合わせによって成り立つもので、人それぞれで異なるものです。今までセクシュアリティについて考えてこなかった人に、そういった視点を知ってもらうために、それぞれの当事者などの声を集めて自身のセクシュアリティやカミングアウトに関する思い、気になった学内での出来事、パネルを読んだ人へのメッセージなどを紹介しました。また、パネルとは別に20人の声を集めたパンフレットも作成し、その場で読むことも、持ち帰ることもできるかたちにしました。

 展示の感想として、次のような声が寄せられました。
「展示やパンフレットの内容について、友達や家族とも話したよー。」
「大学でもセクシュアリティ、性別について学んで柔軟な考え方を身に付けたように思っていましたが、“彼氏いるの?”って日常で使っている自分にこの展示を見て気がついて、はっとしました。」
「“すき”にもいろいろな種類があるから、アセクシャルというジャンルが名をつけられて存在しているということを知れて、とてもよかった。」
「私が思ってる以上に該当する人っているんだなーと興味深かったです。皆隠しているだけで実はマイノリティではなくマジョリティだったりして…と思えました。」
「性については今後も重要な問題になると思うのでこれを機に色々考えていきたいです!」


写真2 パネルへのいいね!

 私たちが想像していたよりも、展示への反応がよく、パネルに対して「いいね!」とシールを貼ってくれた人も多くいました。(写真2)

 反響がよかったので、今後セクシュアル・マイノリティに関する映画を見る会や、ゆるく話す会などを企画できたらと考えています。パネルやパンフレットの作成にご協力くださった方々、展示場所を提供してくださった図書館の方々をはじめとした皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

(文教育学部4年 清水 花織、生津 千里、柳下 明莉)