大学間連携イベント「ワークショップで紛争解決を学ぼう」参加報告

 2015年11月14日、特定非営利活動法人沖縄平和協力センター(OPAC)の協力を得て、同センター副理事長でもある早稲田大学上杉勇司教授をファシリテーターに迎えた大学間連携ベント「ワークショップで紛争解決を学ぼう」が実施されました。当日は10大学から20名の学生が参加し、ゲームやロールプレイを通じて紛争解決と平和構築について学びました。

ワークショップ参加の感想


風船ゲームを通じて交渉について学ぶ

 今回のワークショップに参加するまでは、紛争解決には何か特別な知識が必要で私にできることは少ないと思っていました。しかし、ファシリテーターの方からの問いかけや班での話し合いを重ねていくうちに、最も大切なことは当事者のこころに寄り添える、つまり「相手をおもいやる」ことのできる想像力を発揮できるかどうかではないか、と感じました。想像力を働かせないと、交渉もうまくいかないし、場合によっては相手が大切にしているものを否定してしまい、歩み寄ることのできない状況を作ってしまいます。

 今回のワークショップは、大学間連携イベントということで、全国各地から専攻を異にする多くの大学生が集まり、議論しました。同じテーマでも、興味をもっていることが違えばここまで捉え方が違うのだと議論の中で何回も感じました。ワークショップの前半はアイスブレイクを目的とした自己紹介やミニ議論でしたが、ファシリテーターの方の声掛けや題材がよかったため、初対面の人ともすぐに打ち解けることができました。このように、場の空気を和ませ、個人が意見を言いやすい環境を作ることは活発な議論のために不可欠だということを改めて感じました。「紛争」と一言でいっても、地域が違えば宗教・文化が異なり、どの地域の紛争の解決にも適用できる解決方法というものはありません。武力で争い、勝敗によって秩序を形成していくのではなく、利害を異にする集団同士で互いに妥協案を提示し合い、納得のいくかたちで将来を考えていくのが、紛争解決への最善の道だと考えました。


ケーススタディで議論したことを発表する

 ワークショップの後半は、アフガニスタンの紛争を題材にしたロールプレイでした。そこで私はタリバン役を担うことになったのですが、彼らの行動の原動力となっているイスラム教に関する知識がほぼなかったので、彼らの考えていることを理解することができず、納得のいく議論ができませんでした。今日これだけイスラム国の残虐な行為に関するニュースが報道されているにもかかわらず、イスラム教の勉強をすすめることができていなかったのは、恐怖が理解しようという気持ちよりも先行していたからだと思いました。知らないから理解できない。理解できないから怖い。怖いから、知ろうとしない。この悪循環のなかでは不信感が強まるばかりで何も生み出すことができません。今回のように、無知ゆえの沈黙というものをなるべく少なくしていけるように、もっと積極的に学習しようと思います。今回のワークショップで学んだことを今後の学習で生かし、出会った学生たちのように自分の意見をしっかり言えるような人間になりたいです。

(文教育学部1年 服部 菜摘)