お茶の水女子大学
比較日本学教育研究センター
研究組織・プロジェクト
比較日本学教育研究センター(平成24年度)

センター長 古瀬奈津子(比較社会文化学)


平成24年度研究プロジェクト


  文理融合の食文化研究
【主 旨】 現在、世界中で「食」に対する関心が高まりつつあり、日本においても様々な角度から「食」の諸問題が議論されている。これらの議論の背景には、西洋科学文明の行き詰まりがある。「食」の現代的課題を解決するためには、世界的な視点で日本の「食」の問題を考えていく必要がある。また、数量化に象徴される栄養科学の視点からだけではなく、人文学からの視点を含めた複合的な文理融合の視点によって、「食」の問題に対処することが肝要である。本研究では、本学で研究・教育が蓄積されてきた国際日本学分野と食物栄養学分野の研究者・院生が合同で、これらの課題解決のために共同研究を行う。
【担 当】 古瀬奈津子(本学教員)
【学内研究員】 森山新(本学教員)、高崎みどり(本学教員)、頼住光子(本学教員)、香西みどり(本学教員)、村田容常(本学教員)、神田由築(本学教員)、宮内貴久(本学教員)、新井由紀夫(本学教員)、中村俊直(本学教員)、斎藤真希(本学教員)、野田有紀子(本学研究員)
【学内協力員】 矢越葉子(本学院生)、石井佐智子(本学院生)、伊藤有紀(本学院生)
【客員研究員】 マクシム・シュワルツ(パスツール研究所)、シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア(フランス国立高等研究院)


  東アジアにおける比較儀礼史の研究
【主 旨】 中国の礼が周辺諸国へどのように受容され、儀礼などの政治文化や行動の指標が形成されたのかを、日本を中心に解明する。その際、中国や朝鮮半島との比較の視点を重視する。
【担 当】 古瀬奈津子(本学教員)
【学内研究員】 岸本美緒(本学教員)、伊藤美重子(本学教員)、野田有紀子(本学研究員)、東海林亜矢子(本学研究員)
【学内協力員】 矢越葉子(本学院生)、重田香澄(本学院生)
【客員研究員】 金子修一(國學院大学)、妹尾達彦(中央大学)、石見清裕(早稲田大学)、大隅清陽(山梨大学)、藤森健太郎(群馬大学)、三上喜孝(山形大学)、末松剛(京都造形芸術大学)、稲田奈津子(東京大学史料編纂所)、丁 珍娥(韓国・高麗大学)


  文学作品にみる身分感覚の研究
    A Historical Study on the sense of Status Gradations
    focusing on Early Modern Literature
【主 旨】 本プロジェクトでは、身分制度を、そのなかで生きる人びとのふるまいや言葉遣いに対する認識を通して再検討することをめざし、その素材として、人びとの微妙な感覚を伝えてくれる格好の素材である文学作品を用いることとする。
【担 当】 新井由紀夫(本学教員)、神田由築(本学教員)
【学内研究員】 岸本美緒(本学教員)、安成英樹(本学教員)
【学内協力員】 佐々井真知(本学院生)、寺内由佳(本学院生)
【客員研究員】 鶴島博和(熊本大学)


   欧米における日本学 ―日本美術研究を中心に―
  Japanese studies in Europe and United Sates – focus on Japanese Art History
【主 旨】 欧米における日本美術研究に関する方法論の分析的考察を行う。欧米の研究者あるいは芸術家がどのように日本の美術を解釈してきたかを明らかにしながら、彼らの残した言説(内容、文化的背景、方法論)を分析し、日本国内での研究と比較しながら検討し、その特質を捉える。
【担 当】 ロール・シュワルツ=アレナレス(本学教員)
【学内研究員】 秋山光文(本学教員)
【客員研究員】 馬渕明子(日本女子大学)、クリストフ・マルケ(フランス国立東洋言語文化研究所)、ニコラ・フィエヴェ(フランス国立科学研究庁 (CNRS) 中国日本チベット文明研究センター)、ヴェロニク・ベランジェ(フランス国立図書館東洋写本部)、オーレリー サミュエル(ギメ美術館)


   近現代日本におけるフランス文化の影響―文学、思想、芸術の領域において―
   Influence of French culture on modern Japanese literature, thought and arts
【主 旨】 明治期以降において、日本の文学者、思想家、芸術家たちがどのようにフランスの文化(文学、思想、芸術など)から刺激を受け、さらに新たな自己の作品創造や思索の糧としたかを考察する。
【担 当】 田中琢三(本学教員)
【学内研究員】 中村俊直(本学教員)、アレクサンドル・マンジャン(本学教員)、西岡亜紀(本学研究員)
【学内協力員】 八木橋久実子(本学院生)
【客員研究員】 有田英也(成城大学)、岩切正一郎(国際基督教大学)、柴田恵美(相模女子大学)、西川葉澄(国際基督教大学)、本間邦雄(駿河台大学)


   英語・日本語における食べ物に対する感覚評価と文化的アイデンティティ
  Sensory Evaluation of Food and Cultural Identity in English and Japanese
【主 旨】 日本語と英語における、食べ物に関する味覚や嗅覚などについての感覚評価の表現について分析する。それらが日英の文化的なアイデンティティ形成とどのように結びつくか等について、インタビューや会話等を材料として研究する。 We propose to investigate how people describe their taste preferences and experience food in English and Japanese. We will use interviews, surveys and sensory evaluative conversations to investigate how people do use verbal/nonverbal behavior to assess food, influence one another’s preferences, and construct identities.
【担 当】 高崎みどり(本学教員)
【客員研究員】 ポリー・ザトラウスキー(米・ミネソタ大学)、星野祐子(十文字学園女子大学短期大学部)


   古典文学作品を対象とする文章・談話分析   
  Discourse Analysis and Text Analysis of Japanese Classic Works
【主 旨】 いくつかの古典文学作品における言語行動や言語生活に関する記述に注目し、文章・談話分析の手法を用いて、近代日本語成立以前の言語使用の具体的な様相をさぐる。
【担 当】 高崎みどり(本学教員)
【学内協力員】 石井佐智子(本学院生)、井之浦茉里(本学院生)、石井久美子(本学院生)
【客員研究員】 染谷裕子(田園調布大学)、立川和美(流通経済大学)、中里理子(白百合女子大学)、星野祐子(十文字学園女子大学短期大学部)


   現代における民俗学の再構築
【主 旨】 現代における民俗学の再構築を目指して、以下の三つの課題の実現を目指す。①先鋭化:民俗学の先人たちを乗り越え、新たな理論の構築を目指す。②実質化:民俗学において自明視されていた知的前提や技法を明晰に表現し、他分野との対話と開かれた議論の土台を作り出す。③国際化:国際的な広がりを前提とした日本民俗の把握を推し進めるとともに、世界各国の民俗学との交流を確立する。
【担 当】 宮内貴久(本学教員)
【学内協力員】 アンナ・ユラゴ(本学院生)、岩崎千慧(本学院生)、エレーナ・コルトバ(本学院生)
【客員研究員】 岩本通弥(東京大学)、及川祥平(成城大学)、菅豊(東京大学)、塚原伸治(東京大学)、刀根卓代、室井康成(東京大学)、山泰幸(関西学院大学)


   グローバル時代の総合的日本語教育  
  Holistic Education of Japanese Language in the Global Era
【主 旨】 グローバル時代にふさわしい総合的な日本語教育を模索する。日本学との学際的連携や文化理解教育のあり方、IT利用などについても考察する。
【担 当】 森山新(本学教員)
【学内研究員】 佐々木泰子(本学教員)
【学内協力員】 小浦方理恵(本学AA)、小林智香子(本学院生)
【客員研究員】 李徳奉(韓国・同徳女子大学校)、徐一平(中国・北京日本学研究センター)、土屋浩美(米国・ヴァッサー大学)、岩崎典子(英国・ロンドン大学 SOAS)、大島弘子(フランス・パリ第7大学)、森田衛(チェコ・カレル大学)、奥村三菜子(ドイツ・ボン大学)、岡崎恒夫(ポーランド・ワルシャワ大学)、佐野香織(ポーランド・ワルシャワ大学)、ルビカ・ミチコヴァー(スロバキア・コメンスキー大学)、王冲(中国・大連理工大学)、チュオン・トゥイ・ラン(ベトナム・ハノイ大学)、鄭起永(釜山外国語大学校)、遠山千佳(立命館大学)、ナイダン・バヤルマー(モンゴル・モンゴル教育大学)


   哲学、倫理、宗教、科学思想に関する比較思想的研究 
  A comparative study of philosophy, ethics, religion and scientific thought
【主 旨】 日本人研究者とフランス人研究者が協力して、日本と西洋との伝統思想や現代哲学の比較研究を行うことによって、日本思想、西洋思想の特殊性、独自性を浮き彫りにすると同時に、共通点についても理解をふかめる。さらに、人間の存在構造、認識構造の普遍性についても明らかにする。本研究プロジェクトは、フランス・クレルモンフェランのブレーズ・パスカル大学、哲学・合理性研究センターとの共同プロジェクトとなる。
Japanese and foreign researchers are jointed to study comparative thought. We will make clear the differences between the Japanese way of thinking and the western one and the similarity in various respects.
【担 当】 頼住光子(本学教員)、ロール・シュワルツ=アレナレス(本学教員)、中野裕考(本学教員))
【学内研究員】 三浦謙(本学教員)、高島元洋(本学教員)、大久保紀子(本学教員)、木元麻里(本学教員)、遠藤千晶(本学教員)、徳重公美(本学教員)鈴木朋子(本学教員)、斎藤真希(本学教員)、小濱聖子(本学AA)
【学内協力員】 小林加代子(本学大学院生)、荒木夏乃(本学大学院生)
【客員研究員】 エリザベト・シュワルツ(フランス・ブレーズ・パスカル大学)、エマニュエル・カタン(フランス・ブレーズ・パスカル大学)、ローレン・ジャフロ(フランス・パリ第一大学)、アラン・プティ(フランス・ブレーズ・パスカル大学)、イブ・シュワルツ(フランス・エクス・マルセ大学)、徐翔生(台湾・政治大学)、吉田杉子(国学院大学)、森上優子(文部科学省)、清水恵美子(茨城大学)、石崎恵子(本学修了生)、ロレンテュ・アンドレイ(フランス・ブレーズ・パスカル大学PhD Candidate)


   文学・文学研究における日本と中国の対話
    Dialogue between Japan and China through Literature and Literature Research
  A Comparative Study on Global System Ethics
【主 旨】 日本文学と中国文学の受容・影響関係ももちろん視野に入れるが、日本と中国の作家、文学研究者による直接的な対話が何を生み出してきたかに重点を置いて、その文学史的、学術史的意味を探る。
The products and the meaning of the dialogues between writers and researchers of Japan and China
【担 当】 宮尾正樹(本学教員)
【学内研究員】 和田英信(本学教員)、伊藤美重子(本学教員)、伊藤さとみ(本学教員)
【学内協力員】 宮本めぐみ(本学AA)、西端彩(本学AA)
【客員研究員】 佐藤普美子(駒澤大学)、平石淑子(日本女子大学)、加藤三由紀(和光大学)、阪本ちづみ(法政大学)