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UNOPSアフガニスタン事務所長とのラウンドテーブル実施報告

2018年12月14日更新

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ポール・クルクシャンク所長

2018年11月28日(水曜日)、お茶の水女子大学グローバル協力センターは、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)アフガニスタン事務所長のポール・クルクシャンク所長をお招きして、ラウンドテーブル・ディスカッションを開催いたしました。当日は、アフガニスタンに関心を持つ実務家、研究者、及び、本学教職員の参加を得て、活発な意見交換が行われました。

クルクシャンク所長は、アフガニスタンにおいて平和構築分野で10年以上の勤務経験を持ち、インドネシア(バンダアチェ)、コソボ、イラク、南スーダン等の紛争国及び被災地における治安部門改革や災害救援の分野で合計30年以上の経験を有しています。今般、同所長が来日するに当たり、UNOPS東京事務所から当センターまで何らかの連携ができないかとの打診があり、実現に至りました。

原副センター長による歓迎挨拶の後、クルクシャンク所長より、UNOPSのミッション、活動概要、アフガニスタンの歴史と現在行われる国際援助の位置づけ、UNOPSアフガニスタン事務所が実施するプロジェクトに関する説明、平和構築における女性の役割等についてプレゼンテーションがありました。

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会場の様子

先ず、UNOPSは、国連機関の中で唯一、国連本部からのコア予算を受け取っておらず、全ての活動がプロジェクト単位で実施されており、経営手法は非常に民間セクターに近いとの説明がありました。続いて、アフガニスタンの歴史を概観しながら、歴史的教訓は現代においても参考にすべきであるとお話しされました。その後、UNOPSアフガニスタン事務所が実施する、道路建設、除雪・雪崩対策、病院・大学・空港改修事業、再生可能エネルギーを用いた給水・電力供給プロジェクト等について詳しく説明がありました。

クルクシャンク所長からは、UNOPSにとって日本は信頼ができ、また、最も長い関係があるドナーの一つであり、タハール県での国境管理プロジェクト、ゴール県やバーミヤン県における道路建設プロジェクト、カブール大学校舎建設プロジェクト等で密接な協力関係にあるとのお話がありました。また、平和構築・復興支援における女性の活躍は、着実に活動国の経済成長を促すこと、国連安保理決議1325号に基づき和平プロセスにも参加し貢献できること、そして、持続可能な開発目標(SDGs)のゴール5(ジェンダー平等の達成)にも挙げられているように重要であることを強調しました。

質疑応答では、治安、政治、社会・経済、ドナーの援助疲れ、難民の課題など、幅広い分野について活発な議論が交わされました。また、治安情勢が不安定なアフガニスタンにおいて、どのように有効に、且つ、説明責任を確保してプロジェクト運営をするのかについても多角的に議論がなされました。グローバル協力センターは、アフガニスタンを始めとする困難な状況にある国に関する情報発信や意見交換を、これからも積極的に行ってゆきます。

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