研究プロジェクト
2020年12月1日更新
グローバルリーダーシップ研究所 研究プロジェクト
1.リーダーシップ育成プログラムの開発・実践と教育効果検証指標の開発・活用
- プロジェクト内容
本学が学部教育、大学院教育で実践してきたリーダーシップ教育を発展させ、女性がグローバル・リーダーシップを発揮する際に求められる力を強化するためのリーダーシップ育成プログラムを開発し、実践するとともに、その教育効果を検証する指標を開発、活用する。プログラム開発では、グローバルリーダーに必要なスキル(語学力、理解力、表現力)やコミュニケーション能力を養成するとともに、ジェンダー学的視点をもちつつ異文化や社会動向を捉える力を強化することを重視する。さらに、教育効果を検証するため、本学キャリアデザインプログラムにおけるコンピテンシー評価プログラムを基礎に、学生が自分自身の成長を実感し、課題を把握することが可能となる指標「リーダーシップ教育の効果検証指標」を開発し、活用する。国際的に通用する「女性リーダー育成カリキュラム」、「リーダーシップ教育の効果検証指標」となるよう研究を進める。
リーダーシップ教育の効果検証指標についてはこちらを参照
2.国内外におけるリーダーシップ教育に関する調査と研究
- プロジェクト内容
本プロジェクトでは、海外の研究機関と連携をしながら、国内外で女性のリーダーシップに関する調査・研究を行う。女性が職場でリーダーシップを発揮するにはどのようなコンピテンシーや職場環境が必要とされるのか、ワーク・ライフ・バランスやICTの活用といった視点も取り入れながら企業に勤める女性管理職およびその予備軍を対象にして調査と分析を進める。得られた知見を企業にフィードバックし広く社会に発信するとともに、学生への教育へと還元し女性リーダーの育成に役立てる。また、データの国際比較を通じて、アジアにおける女性リーダーシップについて考察を深める。
調査結果についてはこちら(2019(令和1)年度成果報告書15-25ページ)を参照
3.女性研究者支援、雇用環境整備取組のモデル開発とその効果検証
- プロジェクト内容
このプロジェクトでは、教育研究機関において、女性がワーク・ライフ・バランスを保ちつつ高度な研究成果を得てキャリアアップを実現できる「雇用環境」とその「支援方法」について検討する。またそれらを広く社会に波及できるモデルを開発する。開発したモデルは、本学において実施・適用し、教職員へのアンケート調査やヒアリング、研究成果の状況確認など量的・質的な評価を通じて雇用環境整備と研究者支援による効果を検証する。
研究者支援活動についてはこちらを参照
【過去の取組】
社会人女性リーダー育成プログラム開発とその効果検証
- プロジェクト内容
このプロジェクトでは、社会人女性がリーダーシップを発揮し指導的立場に就くための「教育プログラム」を検討する。また、社会人女性がワークライフバランスを保ちながら意欲的に学べる「場」の創造を目指した「社会人女性リーダー育成プログラム」を開発する。後者のプログラムは、「お茶大女性ビジネスリーダー育成塾:徽音塾」(2014(平成26)年5月開講)にて実施・適用し、受講生の反応やキャリアアップへの影響度合いなどからその効果を検証する。
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