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17.2.20国際シンポジウム「科学における女性のリーダーシップとは―アジアと欧州の経験から」 “Improving Gender Balance of Participation in Science: European and Asian Experiences” の報告書を発行しました

2017年12月25日更新

2017年2月20日(月)お茶の水女子大学共通講義棟2号館にて開催されたグローバルリーダーシップ研究所(IGL)主催国際シンポジウム「科学における女性のリーダーシップとは―アジアと欧州の経験から」 “Improving Gender Balance of Participation in Science: European and Asian Experiences”の報告書を発行いたしました。このシンポジウムはIGL海外特別招聘教授カレン・シャイア氏(デュースブルク・エッセン大学教授)が企画、運営するもので、国内外から3名のゲストをお招きし、STEM分野(*1)への女性の参画の現状や女性参画の向上に関する政策や制度、取組等について、各登壇者の発表とディスカッションが行なわれました。当日は130名以上の参加があり、会場は満席となりました。

はじめに榊原洋一氏(本学理事・副学長)より開会挨拶、カレン・シャイア氏よりシンポジウムの趣旨と登壇者の紹介がありました。続いて、3名の登壇者より発表がありました。1人目のアリソン・E・ウッドワード氏(ベルギー ブリュッセル自由大学教授)より、科学分野における女性人材登用の推進策とその具体的な事例(例えばクオータ(*2)など)についてご発表がありました。2人目のチョ・ソンナム氏(韓国 梨花女子大学校社会学教授、梨花リーダーシップ開発院所長)は、梨花女子大学校における女性リーダー育成の歴史と科学分野における女性人材育成の教育プログラムをご紹介くださいました。3人目の安西祐一郎氏(独立行政法人日本学術振興会理事長、前慶應義塾長)より、STEM分野への女性進出に関する日本の現状と課題についてご発表を頂戴しました。最後のディスカッションでは、シャイア氏が司会を務め、登壇者全員による意見交換やフロアとの質疑応答があり、STEM分野への女性の参画をさらに推進するためにはどのようなアプローチ、取組があるのか、などについて活発な議論が交わされました。

詳細については報告書(こちら)をご覧ください。

 *1 科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)などのいわゆる理工系分野
*2 割当制(quota):一定数を女性に割り当てること。

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