お茶の水女子大学
お茶の水女子大学-乳幼児教育を基軸とした生涯学習モデルの構築<ECCELL>

講義および講演会紹介

平成23年度 社会人プログラム 「変革期の乳幼児教育・保育を考える」

日付
11.09.30 平成23年度 社会人プログラム後学期オリエンテーションを行いました
11.05.30 社会人プログラム「実践音楽療法」において、音楽之友社さんより取材を受けました

『theミュージックセラピー vol.19』(音楽之友社,2011)に社会人プログラムについてと授業の様子が紹介されています(p.74)
11.04.08 平成23年度 社会人プログラム前学期オリエンテーションが行われました

今年度は初めてお茶の水女子大学で学ばれる方も多く受講しています

開講にあたっての留意事項などが伝えられました


■開講科目および担当講師
「実践音楽療法」(月曜・前学期)

 埼玉療育園
 下川 英子 先生
「子どもと家族」(月曜・後学期)

 宇都宮共和大学 子ども生活学部
 加藤 邦子 先生
「乳幼児教育・保育政策論T・U」(水曜)

 保育研究所
 逆井 直紀 先生

 <特別講師>

 赤ちゃんの急死を考える会(ISA)
 小山 義夫 先生



 東久留米市子ども家庭支援センター
 平尾 きく江 先生



 あかねの虹保育園
 牧 裕子 先生



 保育研究所
 若林 俊郎 先生




「現代保育課題研究T・U」(木曜)

 お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科
 榊原 洋一 先生
 浜口 順子 先生 他
夏期集中講義 「保育メディア論」

 甲南女子大学 人間科学部 総合子ども学科
 一色 伸夫 先生

 NHK編成局ソフト開発センター
 坂上 浩子 先生

1月集中講義 「比較保育実践研究T」

 ミュンヘン市公立幼稚園
 ベルガー 有希子 先生
 


■平成23年度 講義紹介    ⇒ シラバスはこちら

「実践音楽療法」(月曜・前学期)
日付 主な講義内容
11.07.11 フレクトリックドラムスを体験しました

触れ合うと音が出ます

フィンガーシンバルを体験しました
11.06.27 ボディーパーカッションの実技を行いました 
11.06.20 絵本やことばあそびに音楽をつけ、グループごとに発表しました
11.06.06 創作活動を行いました
 お話に音楽をつけました
11.05.30 制作活動を行いました
 「薄布でリラックス」
 
海をイメージしました(下から見るともっときれいです)

 リボンを使った表現
11.05.16 いろいろな遊びを体験しました
  ボタンゴム鈴を使った遊び
 「ボタンゴム鈴でバンブーダンス」
11.05.09 いろいろな遊びを体験しました
 「リズム伝達ゲーム」
 「タイコをたたこう」
講義の様子
※参考図書
「統合保育・教育現場に応用する『音楽療法・音あそび』」
下川英子作曲・著(音楽之友社,2009)
※実際の音楽療法の場面を見学する機会をご紹介いただいています(保育園など、希望者のみ)


「子どもと家族」(月曜・後学期)
日付 主な講義内容
11.11.07 受講生から、イギリスの保育政策 ( EYFS / Ofsted / Childminder / Children's centres ) の取り組みと現状、およびイギリス・バースの Norland Nursery・Forest School での体験 ( pedagogy / freeflow / keyperson / documentation ) について、写真や映像をもとに紹介されました
11.10.24 質的研究・量的研究の論文をまとめ、発表しました
11.10.17 家族の多様性や家族をとりまく環境の変化について学びました


「乳幼児教育・保育政策論T・U」(水曜)
日付 主な講義内容
11.11.09 関心のある保育記事(新聞やサイト等)を持ち寄り、一人ずつ発表しました

【主な発表テーマ】児童虐待、保育士の労働環境など
11.10.26  保育所の基準と規制緩和
特別講義 「保育施設における子どもの死亡事故」
写真や記事などをもとに、さまざまな事例をご紹介いただきました
11.10.05 東日本大震災と保育政策
前学期の復習から始まりました
11.07.06 日本弁護士連合会(千代田区霞が関)主催のシンポジウムに参加しました

【シンポジウムタイトル】

すべての子どもへの良質な成育環境を保障し、子どもを大切にする社会のために
〜子ども・子育て新システムを考える〜Part 2

11.06.29 子ども・子育て新システムと幼保一体化論
制度改革論の本質と論点
1990年代からの保育制度の動向と、新システム基本制度の概要を学び、これからの保育へのさまざまな懸念が伝えられました
11.06.22 子ども・保育に関わる基本的な法令と制度D
保育所と幼稚園の具体的な状況
保育所と幼稚園の根本的な違いを見つめた上で、幼稚園が「保育所化」している現状や保育が「市場化・産業化」していく問題点について考えました
11.06.15 子ども・保育に関わる基本的な法令と制度C
保育所・幼稚園の歴史と認定こども園
それぞれの制度がどのようにしてつくられ発展してきたのかを見直し、認定こども園の構想を学びました
11.06.08 子ども・保育に関わる基本的な法令と制度B
「教育基本法」、「学校教育法」と幼稚園制度
それぞれの法令の改正された点や幼稚園の現状、また保育所と異なる点について学びました
11.05.25 子ども・保育に関わる基本的な法令と制度A
「憲法」、「児童福祉法」と保育所制度
保育所の現状や最低基準について考えました
11.05.11 子ども・保育に関わる基本的な法令と制度@
「児童憲章」、「子どもの権利条約」
子どもの権利を再確認しました
11.04.27 関心のある保育記事(新聞やサイト等)を持ち寄り、一人ずつ発表しました

【主な発表テーマ】東日本大震災関連(幼い子への影響、避難所、放射能、帰宅難民など)
11.04.20 東日本大震災を受け、被災地に赴かれた逆井先生より保育現場の震災時の様子や現在の復旧状況についての報告がありました
講義の様子 ※参考図書
「保育白書2010」
全国保育団体連絡会・保育研究所編(ひとなる書房,2010)


「現代保育課題研究T・U」(木曜)
日付 主な講義内容
12.01.26
12.02.02
最終発表会
11.12.22 講義(選択A)テーマ未定
11.12.15 講義(必修B)テーマ未定
11.12.01 講義(必修A)テーマ未定
11.11.17 講義(必修@)テーマ未定
(必修講義担当:浜口順子先生) 
11.11.10 講義(選択@) トイレトレーニングの科学
(選択講義担当:榊原洋一先生) 
11.10.06 後学期から新たなメンバーが数名ずつ加わり、前学期に引き続き3グループでのゼミが始まりました
11.07.07
11.07.14
最終発表会が開かれました

受講生一人ひとりが約3ヶ月間の研究成果を発表しました
11.06.09 講義B 広汎性発達障害
11.06.02 講義A 注意欠陥多動性障害
11.05.19 講義@ 子どもとメディア
(講義担当:榊原洋一先生)
いずれのグループに所属していても参加することができる公開講義です
11.04.21〜 テーマごとに3つのグループに分かれてゼミが行われています
 榊原ゼミ
 長谷川ゼミ
 浜口・安治ゼミ

それぞれのゼミが日程を決め、参加可能な受講生が集まり、研究を進めるにあたっての個別相談を受けています

先生からのアドバイスだけではなく、受講生同士の情報交換の場にもなっています

また、学生たちの純粋な視点、素朴な疑問も社会人の方々には新鮮なようです
講義の様子 ※療育場面を見学する機会が設けられています(保健センター、希望者のみ)

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平成22年度 社会人プログラム 「現代の乳幼児教育・保育の探究」

■開講科目および担当講師
「コミュニティ保育資源の活用T」(火曜・前学期)

 三鷹市「星と森と絵本の家」
 築地 律 先生
「コミュニティ保育資源の活用U」(火曜・後学期)

 東京おもちゃ美術館
 多田 千尋 先生
「乳幼児発達障害論T・U」(水曜)

 お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科
 榊原 洋一 先生

「乳幼児保育マネージメントT・U」(木曜)

 お茶の水女子大学 人間発達教育研究センター
 大戸 美也子 先生

 <特別講師>

   武蔵野相愛幼稚園
   佐川 曜子 先生



   お茶の水女子大学 いずみナーサリー
   私市 和子 先生



   ききょう保育園
   山田 静子 先生



   十文字学園女子大学 人間生活学部
   星 三和子 先生




「子ども理解と保育の探究T・U」(金曜)

 十文字学園女子大学 人間生活学部
 上垣内 伸子 先生


■平成22年度 講義紹介    ⇒ シラバスはこちら

「コミュニティ保育資源の活用T・U」(火曜)
日付 主な講義内容
10.12.23 美術館のコーディネーターの方のお話をうかがったり、「おはなし会」に参加したりしました
10.12.14 「おもちゃ学芸員」の方に、伝承遊びの意義やおもちゃの遊び方の工夫を教えていただきました
10.11.30 いずみナーサリーを見学し、保育や遊具について学びました
10.11.16 ワークショップ(工作と粘土)を行いました

粘土のミニチュア
10.11.02 「東京おもちゃ美術館」(新宿区四谷)で講義が行われました
10.05.30 三鷹市「星と森と絵本の家」に見学に行きました
10.05.18 ワークショップを行いました


「乳幼児発達障害論T・U」(水曜)
日付 主な講義内容
11.01.26 児童虐待とその後遺症について
11.01.19 不安障害とうつについて
11.01.12 コミュニケーション障害と協調性運動障害について
10.12.22 摂食障害について 
10.12.15 チック・排泄障害について 
10.12.08 神経・筋疾患について 
10.11.17 心身症について
10.11.10 言語遅滞について 
10.10.27 精神遅滞について 
10.10.20 脳性まひについて
10.10.06 てんかんについて
10.07.28 ディスレキシアとLD(学習障害)について
10.07.24 ADHDについて
10.07.21 自閉症・広汎性発達障害について
10.06.23 運動の発達について
10.06.09 臨界期と3歳児神話について
講義の様子


「乳幼児保育マネージメントT・U」(木曜)
日付 主な講義内容
10.12.09〜 受講生による発表が行われています
10.11.11 特別講義 「イタリア・ピストイア市の幼保一体」
10.11.04 「小俣幼児生活団」(栃木県足利市)を見学しました
10.07.08 特別講義 「縦割り保育の実践例3」 ききょう保育園
10.07.01 特別講義 「縦割り保育の実践例2」 いずみナーサリー
10.06.17 特別講義 「縦割り保育の実践例1」 武蔵野相愛幼稚園
講義の様子


「子ども理解と保育の探究T・U」(金曜)
日付 主な講義内容
11.01.28 都内総合病院の小児病棟を見学し、主任看護師の方や保育士の方にお話をうかがいました
11.01.07 いずみナーサリーにおいて保育観察を行いました
10.11.19〜 保育記録を持ち寄り、ディスカッションを行っています
10.11.05 ビデオの一場面を用いて、保育記録の実践を行いました 
10.10.08 保育記録について 
10.07.30 受講生の事例をもとにディスカッションを行いました
10.07.16 「心の理論」について
10.06.18 アフォーダンス(環境を通して行う保育)について
10.06.04 受講生が持ち寄った事例をもとにディスカッションを行いました
10.05.21 アタッチメント(愛着)について
講義の様子

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社会人プログラムを受講して 〜平成22年度受講生の感想から〜

社会人受講生 感 想
現職保育士
(30代)
授業で学んだことが、子どもたちのサインや行動の中に見えてくるようになりました。見えるだけでなく、それを保育としてどのように援助してゆくのかを考える時間を得ることができました。さまざまな職場の保育者と意見や質問のやりとりができ、とても有意義でした。
現職保育士
(20代)
まだまだ知らないことがたくさんあった、と改めて感じました。また、学生の時とは違い、実践に基づいて学べるので、基礎的な保育原理や知識がやっと実践と結びつきました。すぐに現場で生かせるようなこともあったので、とても有意義な学びの場でした。
現職保育士
(40代)
発達について深く学ぶこと、そして保育の実践に生かすことができ、本当に参加させていただいたことが大きな財産となりました。子どもの姿からその子の発達を考えてゆく、という見方ではなく、学んだことからその子の姿をとらえる、新しい見方ができることが、日々の保育をさらに楽しい充実したものと思える力になりました。
NPO法人職員
(40代)
まずなにより、先生のお話をゆっくりと自分なりに考え、解釈する時間を与えられたこと。じっくりと我が身に置き換えて考えるテーマを与えられたことがよかった。また、クラスの社会人の皆さんのモチベーションの高さに触れ、学ばせていただいたこと、学部生のすばらしい発表を聞き、大変刺激を受けたことがとてもよい経験でした。
元幼稚園教諭・
現子育て支援者
(60代)
体験学習は「百聞は一見にしかず」とことわざにあるように、深い学びになると実感しました。見る、触る等の直接体験は、乳幼児・子どもにとってはもっと重要で、影響力を持っているのだろうと思います。頭で理解するだけでなく、大学に来て、専門的に学ぶこと、学び直す、つまり新たに考え始めることが良いことだと、私自身は気づき始めていて、毎回の授業が楽しかったです。
現職保育士
(20代)
保育、子どもをとりまく環境については、どんなに学んでも尽きることなく、変化もしていくことだと思いますので、このような社会人プログラムがあるととても助かります。今回受けてわかったことは、学生のときに比べ、即、現場で実践できるので、とても身になるように思いました。そして、学生時代に学んだこととどんどんつながり、とても楽しく授業を受けることができました。
現職保育士
(40代)
社会人が学ぶということ:経験の中で積み重ねている自分なりの答えみたいなものを確認したり、本当にそうなのかという根拠を見つけていくことは、社会人にとって絶対に必要だと思います。常に学んでいくことは、責任のある立場であればあるほど必須。お茶大のこの講座に期待します。

大学院生・学部生 感 想
文教育学部
(グローバル文化学環)
社会人の方と接することができるのは、とてもよい経験でした。特に、関心のある分野のプロの方と話せるのは、とても貴重でした。社会人の方は高い受講料を払っていらっしゃることも、最初は知らなかったのですが、そのような、学ぶということへの姿勢も、とても刺激になりました。
生活科学部
(発達臨床心理学講座)
時間が遅いという難点はありましたが、それ以上に、社会人の方々とともに学べるということの意味は大きかったように思います。自分の興味のある分野で、今実際に働いている方々のお話を聞くことができ、自分自身の将来についても改めて考えさせられました。
生活科学部
(発達臨床心理学講座)
一歩踏み込んだ内容を深く学べる機会が大学にあることはとても素晴らしいと思います。また、社会人の方とはなかなか出会う機会がないので、とてもよい刺激になります。その分、もっとみんなでディスカッションする機会があったらよかったと思います。
生活科学部
(発達臨床心理学講座)
保育園や幼稚園の現場に居させていただくとき、どうしても理念ではなく、既存の型を守っているだけに思えることが多くあります。現場の大変な状況も当然あるのだと思いますが、常に自らの在り方を再考することのむずかしさもあるのかもしれません。そんな時、より多様な人々とつながっていることは保育者にとってもとてもよい刺激だと思いました。私も保育者としての在り方を型にはめずに構築していきたいと思います。
この特設講座で先生も含め、多くの社会人の方々の意見等を知ることは、とても貴重で、自分にとって人生の中でも貴重な時間だと感じています。ものすごくベテランの方々が一学生に率直に話してくださるのですから!少しでもこの体験を生かしていきたいです。
生活科学部
(発達臨床心理学講座)
発達理論とはどのようなものかをよく勉強してきたし、それをもとに勝手に頭の中で「理論をあてはめれば大丈夫」と思いこんでしまうようなところがありました。でも、あたり前のことなのですが、実際の保育の現場では理論にあてはまらないことが多くあり、それについては経験をもとに考えること、様々な視点を持つ人々同士が話し合うということが本当に大切で、そこから生まれたことがまた、新たな理論と言ってもおかしくないようなことなのではないかと思いました。私は経験が全くないので、今まで勉強してきたことと、その場で頭の中をぐちゃぐちゃにしながら考えたことを言うことしかできませんでしたが、他の方々の様々な視点からのお話を聞くことができて、本当にいろいろなことに気がつくことができました。
人間文化創成科学研究科
(人間発達科学専攻)
保育者への支援、保育の中での子どもの支援にとても興味があり、この授業で生の子どもの姿、保育者の気持ち、語りに触れることができたのは本当に勉強になりました。発達障害という枠の中で子どもを見るのではなく、今、目の前にいる一人の子どもとして関わる保育者の姿に、毎回感動していました。どの子にも共通する対応法というものはなく、だからこそ、こうやって一つひとつの事例をみんなでディスカッションすることがとても大切なことなのだなと思いました。

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講演会等(子ども学シンポジウム・保育フォーラム)

日付 活動報告
11.03.18 第2回 保育フォーラム 〔熊本開催〕 が開催されました
11.03.13 ECCELL主催 公開シンポジウム 「子育て力の危機と創生」〜エンパワーメントの視点から〜 が開催されました

震災後まもなくの開催でしたが、多くの方にご参加いただきました
10.11.14 第1回 保育フォーラム 〔札幌開催〕 が開催されました
10.08.07 社会人プログラム開設記念 土曜保育フォーラム が開催されました

三輪建二先生 講演  テーマ:「学び直しと専門家としての成長」


井原成男先生 講演  テーマ:「育て直しと発達心理学」


フォーラムの様子

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