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お茶大ラウンドテーブル

ラウンドテーブルとは

ラウンドテーブルは、お互いに領域の異なる少人数のグループで学びあう一つの学習方法です。語り手は時間をかけて、職場や地域、あるいは大学の授業などで自分がかかわった実践について、記録を土台に実践の歩みをじっくり語ります。取り上げる実践は半年ほどの期間のものから1年、あるいは数年にわたる取り組みなど、比較的長いスパンをもつものになっています。

聴き手は、語られる展開に耳を傾け、活動の場面を共有し、報告者に寄り添う形で質問をすることで、報告者と共に実践をふり返り探究をすすめていきます。

ラウンドテーブルの意義は、1つめは、じっくり時間をかけて自分の実践を物語る機会になることがあります。2つめは、聴き手の存在があり、少人数で実践の展開をじっくり聴くという環境が整っています。3つめとして、分野や領域を超えて、多様な職業、専門家が集まってそれを聴きあうところです。自分たちの専門的な取り組みを、他の分野の人にわかるように伝えていくということ、そのことによって、自分たちの実践を公的な、パブリックな仕事として位置づけなおしていくことが目指されます。 4つめは、異なる領域の相手に物語る体験を通して、それをあらためて自らの職場に持ち帰って実践を展開するという、実践と省察のサイクルを作ることにあります。

*お茶大ラウンドテーブル(2010年7月25日)の開催報告 

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お茶の水女子大学 学校教育研究部