コーチングに興味があり、自身のキャリアアップを目指す研究者、教員、組織の運営者、事務職員、大学院生など約40名が参加し、2015年9月25日にコーチング研修会を開催しました。

当日はコーチングの専門家、本間正人先生をお招きし、教員・上司が学生・部下に対して命令を与える従来の「教育学」から脱却して、教師・上司がコーチとなって学生や部下の自発性・可能性を引き出す「学習学」の重要性をお話しいただきました。

その後、参加者全員が初対面の人とペアを組み、自分について話したり相手についての話を聞いたりすることで、アクティブ・リスニングにおける三大要素「傾聴・質問・承認」の練習を行ったり、聞き手(教員・上司)が相手の成功体験を聞き出して話し手(学生・部下)に自信をつけさせる「ヒーローインタビュー」の練習を行いました。

最後に、教員・上司が学生・部下の話を聞く時間を設けることの重要性を話され、「すべての人がヒーローになる可能性をもっている。その可能性を引き出すのがコーチングだ」とまとめられました。

参加者からは「コーチングについて知識がなかったのでとても勉強になった」、「学生や子供に対して実践しようと思った」、「あらゆる対人関係・シーンで応用できるスキルだと思った」、「人生の中で勇気付けられるようなお話が聞けて嬉しかった、これからがんばろうと思った」など多くの感想が寄せられました。

 

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本間正人氏によるコーチングの講義

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熱心に講義を聴く参加者たち

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質疑応答