2001年4月に発足したお茶の水女子大学留学生センター(2005年4月からは国際教育センター)は、2008年度からはグローバル教育センターに移行しました。現在、260名あまりの留学生が在籍していますが、留学生の留学生相談体制については全学の留学生が留学目的を果たせるように、教員と相談室チューターが連携をしながら、研究、勉学、留学生相談面での心理教育的援助活動を行っています。
留学生の相談活動の中心となる組織は、20年あまりの伝統を持つ留学生相談室です。20数名の大学院生が毎日交替で、10時から17時まで学習支援や留学生相談情報提供を中心とした活動をしています。さらに、留学生の多様な相談ニーズに対応して専任教員によるサポートも行っています。
留学生相談については、2002年以来、留学生が孤立し危機的な状態にならないように多様な交流・支援活動ができるような予防的な環境づくりを目指し、ピア(メンター)サポート体制の整備を目指してきました。図は、おもにグローバル教育センターにおいて、日常的に、心理教育的援助活動を担当する専任教員と留学生相談室院生チューター、2002年9月に立ち上げた国際交流グループ(TEA:Transcultural Exchange Association)の関連図を示したものです。三者は日常的に協力しあい、留学生のサポート・交流の向上を目指しています。さらに、2002年10 月からは、国際学生宿舎(大山寮)において、滞日期間が長く日本社会に熟知した留学生が、新入留学生をサポートするシステムも作りました。
相談室向かいの留学生ラウンジには連日おしゃべりをしたり、お弁当をひろげたりする留学生の姿が絶えません。留学生以外にも、留学生と交流したい日本人学生のみなさんの訪問も歓迎しています。留学生と日本人学生のお互いの情報交換や交流の場として、どんどん活用してください。
日常的な関わりのほかに、徽音祭などイベントを通して留学生との交流もさかんに行われています。また、1年に1回、相談室だよりを発行し、活動報告を行っています。
<交流活動への参加>
留学生オリエンテーションの協力(4月と10月)
歌舞伎鑑賞の引率(6月)
留学生旅行の引率(9月)
徽音祭の協力(11月)など