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ベトナムスタディツアー事前勉強会

2013年8月5日更新

2013年8月5日、本学のサマープログラムに参加中のハノイ教育大学の3名のベトナム人学生を招いて9月に実施する「国際共生社会論実習」スタディツアー事前勉強会を行う機会を得ました。3つのグループに分かれ、それぞれにベトナム人学生に加わってもらい、現地の医療・教育施設の現状や滞在中の注意点まで詳しく話を聞くことができました。英語を専門に学んでいるということで流暢な英語で会話をリードしてくれました。時にはベトナム風の英語が混じることもあったため、現地の英語に慣れる機会にもなりました。

ディスカッションの内容は多岐にわたりましたが、どのグループも現地で調査を行うことになっている施設についてたくさんの話を聞くことができたようです。私のグループも孤児院や学校について詳しく知ることができました。私のグループで話をしてくれたボーさんは孤児院でボランティアをしたことがあるということで、子供たちの日常の行動パターン、施設が抱える問題点、子供たちと接する中で彼女自身が学んだことなどを率直に話してくれました。文献調査だけでは決してわからない現実感の伴った話を多く聞くことができ、現地調査の際の心構えや姿勢を見直す契機となりました。

また、ベトナムと日本それぞれにおける教育の特徴を紹介し合う中で、差異に気づいたり新たな問題意識が生まれたりし、今後につながる大きな収穫が得られました。特に、ベトナムの50人を超える大規模クラスの話から、教員不足や教員養成への関心が高まりました。他にも、滞在の時期の天候や気温、市街地の様子、持ち物の携帯の仕方や交通の注意点、美味しいベトナム料理や有名な観光地などを教えてくれ、ベトナムの概要がつかめたような気がします。

私たちと同じ女子大学生ということで、終始和やかな雰囲気の中でディスカッションを行うことができました。

(文教育学部言語文化学科2年 新井 佑理)

  • photo1事前勉強会の様子1
  • photo2事前勉強会の様子2
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