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2015年度徽音祭ゼミ発表

2015年11月8日更新

2015年11月7日(土曜日)~8日(日曜日)に開催された徽音祭(学園祭)において、カンボジアとベトナムへの「国際共生社会論実習」スタディツアー参加者によるゼミ発表が行われました。

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プレゼンテーション(ベトナム)

ベトナムスタディツアー報告
私たちは9月6~13日に、学生10人と教職員2人のメンバーでベトナムを訪問し、「貧困・経済格差」、「教育・福祉」、「医療・公衆衛生・環境」を主なテーマとした3つのグループに分かれて調査を行いました。今回の発表では、調査を経て各自が考察したことをグループごとにスライドにまとめました。ベトナム戦争終結後、ベトナムは政治や経済といった面で急速な発展を遂げてきた国ですが、発表の中では多くの課題が指摘されました。私は教育の格差についてお話しさせていただきましたが、日本でも近年取りざたされているこの問題について、ベトナムでの現状を伝える機会をいただけて本当に良かったです。また、私も他のメンバーの発表を聞くことで、異なる視点からベトナムの問題を捉えることができ、多くの問題は関連しているということに改めて気づくことができました。例えば、教育の格差を是正するためには、まず国民の生活を安定させる経済・医療・衛生などの改善が不可欠となります。一方で、衛生環境をよりよくするためには、インフラの整備に加えてベトナムの人々に正しい知識を教育することが必要とされるのです。今回の発表を通して、途上国における問題とその解決策の輪郭がより明確なものとなりました。授業としてはこれが最後の取り組みとなりますが、今後もスタディツアーで得た有意義な経験を活かして積極的に活動していきたいと思います。

(文教育学部人文科学科3年 山下 未夏)

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プレゼンテーション(カンボジア)

カンボジアスタディツアー報告
カンボジアスタディツアー訪問者は2つのグループに分かれ、それぞれ1日ずつ発表を担当しました。1日目のグループはスタディツアーの概要と全体を通して考えたことについての発表を、2日目のグループは教育や貧困、保健など、各自が興味をもったテーマに焦点を当てた発表を行いました。スタディツアーでは感じることや考えることに重きを置いてきましたが、今回の徽音祭での報告会にむけて「伝える」ことを目標に準備、発表を行ったことによって、スタディツアーを通して知ったこと、感じたことを振り返ることができ、それらについて改めて考えることができました。また、両日とも発表を熱心に聴いてくださる方々に恵まれ、非常に充実した報告会とすることができました。授業としては今回の報告会が最後のまとめというかたちになりましたが、事前学習からカンボジアでの現地実習、報告会を含めた全体を通して得たものを今後につなげていきたいと思います。

(生活科学部食物栄養学科2年 篠崎 奈都)

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