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シャンティ国際ボランティア会(SVA)アフガニスタン事務所所長代行の来訪

2016年12月20日更新

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講演会の様子

2016年11月18日(金曜日)、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)アフガニスタン事務所所長代行のワヒドさんが事務所長の三宅さんとともに来訪し、「アフガニスタンの子ども図書館活動と絵本事業」と題する講演会を行いました。グローバル協力センターは、「アフガニスタン・開発途上国女子教育支援事業野々山基金」の一貫として、SVAを通じてオリジナルの絵本をアフガニスタンの小学校図書室などに寄付しており、当日は、本学で学ぶアフガニスタン人留学生3名も参加し、絵本配布事業の進捗状況や活動の意義などについて活発な意見交換が行われました。

ワヒドさんによると、SVAは、「学校図書室事業」「児童の図書推進事業」により、カブール州、ナンガハル州を対象州として、絵本の作成・配布、教員・司書の訓練、モバイル図書室(読み聞かせ、紙芝居等)、学校図書室の整備等の活動を実施しています。2016年には、絵本を22タイトル(累計110タイトル)作成、学校図書室を15校(累計91校)設立、モバイル図書室を28校で実施という成果を上げました。また、野々山基金からの支援で絵本1タイトル(ダリ語、パシュトゥ語各1,200部)を印刷予定であり、現在準備中とのことでした。絵本活動を通じて、子どもの絵本へのアクセスの改善、子どもの読書に対する関心の高まりといった意義の他、アフガニスタンの教師の中には、長く続いた戦争の影響で過去に戦闘員だったものもおり、人を敬う、環境や平和を守る、といったことについて教えることができないものもいるが、こうした道徳面での学びがあるとワヒドさんが仰っていたのが印象的でした。

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講師のワヒド氏

質疑応答の時間には、現地で絵本活動を実施する上での困難や今後の予定についても意見が交わされました。最初は、宗教指導者の中には絵本はイスラムの教えに反していると考えるものもいて反発があったが、SVAは聖典コーランに基づきそれは間違った理解であることを説明し、宗教指導者も次第に絵本を受け入れるようになってきたとのエピソードがありました。現在はカブール州、ナンガハル州の2州での活動ですが、今後は他州にも拡大する計画であり、防災・災害リスク削減について学べる絵本を作成する予定もあるとのことでした。

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