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野々山基金によるアフガニスタン女子教員・研究者短期研修の実施

2017年2月7日更新

2017年1月16~27日、お茶の水女子大学は「アフガニスタン・開発途上国女子教育支援事業野々山基金(以下、野々山基金)」の支援によるアフガニスタン女子教員・研究者のための短期研修を実施しました。今次研修には、カブール大学から数学部講師と薬学部卒業生(現在は薬剤師)の2名が来日しました。

野々山基金は、アフガニスタンをはじめとする開発途上国の女子教育を支援するため2012年に本学卒業生の故野々山惠美子様からのご遺贈を原資として設立された基金です。毎年、アフガニスタンから女性の大学教員及び学生らを招聘し研修を行っており、短期研修の実施は今年で5回目となります。

今回の研修のテーマは、「Diversity for Biology and Chemistry(化学と生物学の社会における多様性)」で、研修生の2人は理学部化学科の森義仁教授と同生物学科の由良敬教授の指導の下で実験や講義を中心とした研修を受けました。

1月18日に、室伏学長への表敬が行われ、室伏学長から研修生2人に対して歓迎の意を伝えるとともに、室伏学長を中心としてダリー語(アフガニスタン公用語の一つ)で作成した4種類の保健教育教材(「人体の構造と機能」、「水」、「食物と栄養」、「感染症」)と記念品を贈呈しました。

  • photo記念品を交換する室伏学長(右)と研修生(左)
  • photo森教授による研修の様子

また、1月20日には、「アフガニスタン女性の現在と未来」と題する研修生を囲む懇談会を、学内外から十余人の参加を得て実施しました。冒頭、駿渓トロペカイ先生(元グローバル協力センター客員研究員、NGO「希望の学校」代表)から、アフガニスタンにおける女性を取り巻く状況について、具体的な事例を交えた説明がありました。その後、研修生の2人からは、カブール大学における教育の現状と課題や、同国の女性警察官が直面する困難についてお話しがあり、参加者とのオープン・ディスカッションが行われました。当日は学生、教職員の他、アフガニスタンに関心を持つ方々にも参加いただきました。

この他にも、外部講師による授業、他大学の研究現場訪問、大学教育の質保証システムに関する学内関係者との意見交換、評価会・閉講式などが研修期間中に実施されました。

最終日に修了証書を手にした研修生からは、アフガニスタンへの女子教育支援を長きに渡って実施するお茶の水女子大学に感謝の意が述べられるとともに、同国の女子教育を取り巻く状況が厳しい中、今後も協力を継続して欲しいとの要望が述べられました。お茶の水女子大学は、これからもアフガニスタンをはじめとする開発途上国への女子教育分野における支援を続けていく予定です。

  • photo研修生を囲む懇談会
  • photo評価会・閉講式後の記念写真
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