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アフガニスタンへの絵本寄贈

2018年3月20日更新

本学では、アフガニスタンで学校図書室事業を展開している公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)と連携し、オリジナル絵本の作成と図書館・学校図書館への配布を支援しています。この支援は平成24(2012)年度から実施しています。

平成29(2017)年度は、子ども達に人気のある「パンダの冒険」をダリ語とパシュトゥ語で各1,200冊、合計2,400冊印刷し、カブール州とナンガハル州の図書館・学校図書館を中心に計139の施設に配布しました。物語は、パンダの子どもが主人公となり、はじめて一人で大好物の果物を取りに森に出かけ、その過程で森の中にいる様々な動物や生き物たちと出会いながら色々な体験をするお話です。

SVAアフガニスタン事務所は、絵本が効果的に活用されるよう、図書の活用方法について学ぶ一般教員向け研修と、図書館の運営や貸し出しサービスについて学ぶ図書館員育成研修を行いました。これらの研修を通じて、合計614人が研修に参加しました。現地の学校の教員不足等の問題により、当初の予定どおりに参加が得られないケースもありましたが、全体として研修の参加率は93パーセントであることが示すとおり、対象校から高い参加が得られました。

アフガニスタンでは紛争の影響もあり、子どもたちが読む絵本が不足しており、こうした図書館で読むことができる絵本は子どもたちに人気があります。また、家族の愛情や友情といったことを学ぶ上でも、絵本の役割は大きいようです。

  • photo1絵本「パンダの冒険」
  • photo2絵本を持つ子どもたち
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