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ネパールスタディツアー実施報告

2018年8月26日更新

2018年8月19日(日曜日)から8月26日(日曜日)の8日間の日程で、全学共通科目「国際共生社会論実習」の現地調査が実施され、学部生3名・院生1名、教員2名の計6名がネパール連邦民主共和国に訪問しました。
履修学生は、事前に教員の指導の下で「ネパールの歴史」「ジェンダー」「教育」「健康・医療」「再生可能エネルギー」等に関する主題について文献・議論を通してネパールについての知識を得ました。
実際のネパールスタディツアーの内容は以下の通りです。

1日目[出国・ネパールへ!]
深夜便だったので夜10時頃に羽田空港集合し、バンコク空港経由でトリブバン空港に到着しました。移動時間は実に16時間でした。現地空港にてツアーガイドさんと合流し、ホテルへ移動しました。
・ブリーフィング:楢戸先生(現地で医師兼病院設立等のアドバイザーとして活躍されている日本人の方)に来ていただき、ネパールでの生活を行う上での基本事項などの確認を行いました。

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太陽光発電による飲用水汲み上げ事業のある村にて
(8月22日、於ラメチャプ郡)

2日目[JICAの事業説明・見学]
・JICAネパール事務所訪問:ネパールについて、ネパールにおけるJICAの活動概要、ボランティア事業について、青年海外協力隊の活動説明をしていただきました。
・トリブバン大学附属病院:昼食後、JICAが支援するトリブバン大学附属病院を訪問し、病院の施設や現状、看護学校の見学等をしました。
・世界遺産ハヌマンドカにて文化財復興支援事業について説明していただきました。

3日目[AEPCの事業説明]
・AEPC本部:代替エネルギー促進センター(AEPC)本部にて、事業概要についてや4日目に訪問する場所について簡単に説明していただきました。
・現地学校AITM:AITMのレストランにて昼食をとり、その後AITMの学生と交流しました。

photo2
村の小学校の先生へのインタビューの様子
(8月22日、於カブレパランチョーク郡)

4日目[AEPCの事業見学]
・ラメチャプ郡/カブレパランチョーク郡事業見学:車で3時間ほど移動し、代替エネルギーを取り入れた村々での人々の暮らしを見に2つの郡を訪問しました。

5日目[グローバルな視点]
・ジェンダー専門家による講義
・在ネパール日本国大使館訪問
・教育系NPOサルタック訪問
・邦人国連職員の方との会食
大変盛りだくさんな一日でした。現地の教育や、国際的視点から日本政府としてまでのネパールとの関わりなど様々な角度からネパールを見ることが出来ました。

6日目[最終日・ネパール市内文化財見学]
観光地巡り、お土産購入:参加者の希望を聞いて、先生やガイドさんが調整してくださり、私たちはパタンのダルバール広場とボダナートへ行きました。

7日目[帰国]
KTM→BKK→HND→解散(日本時間で朝7時ごろ)

事前学習の知識をもとに、各自の関心に応じた調査研究テーマを決め、本スタディツアーに臨みました。現場での調査や観察を通じて、自分のテーマについての理解を深めるだけでなく、異なる言語を話す人とのコミュニケーションの難しさ、その中で自分の意見を主張することの面白さなど、多くの学びがありました。また、現地調査をすることでフィールド調査の技法を習得することも出来ました。
最後に、このような素晴らしい学びや経験を得る舞台を与えてくださった先生方や現地の方々、関わったすべての方に感謝致します。今回のネパール連邦民主共和国の調査での体験や学びを、今後の海外留学や国際交流に生かしていきます。本当にありがとうございました。

(理学部化学科1年 肥後 夢乃)

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