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第7回SDGsセミナー「途上国の女子教育・ノンフォーマル教育を考える:パキスタンの現場から」実施報告

2020年1月14日更新

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講師の大橋知穂氏

グローバル協力センターでは、2017年度から、持続可能な開発目標(SDGs)について連続セミナーを開催しており、これまで、貧困、食料、母子保健、平和構築、難民等を取り上げてきました。
12月23日、第7回のセミナーが開催され、ゴール4「包摂的かつ公正な質の高い教育・生涯学習」を取り上げ、JICA専門家として活躍してこられた大橋知穂さんを講師にお迎えし、パキスタンのノンフォーマル教育、識字教育、女子教育についてお話をうかがいました。

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セミナーの様子

パキスタンは、非識字率が42%と高く、特に農村女性の非識字率は64%と高い国です。
最貧困層の家庭では、家族のだれも字を読めない、また、家に字が書かれたもの(新聞、本、カレンダー等)がほとんどない、ということも珍しくないそうです。
女子の教育に対する意識も低く、「女の子は結婚して家を離れるので、教育にお金をかけるのは無駄。」と考える人が少なくないということでした。

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識字教室で学ぶパキスタンの女性


そうした中、基礎教育の一環であるノンフォーマル教育は、特に農村の子供、学校に行かなかった成人が小学校レベルの教育を身に付ける場となっています。
ノンフォーマル教室へ行って、読み書き、計算ができるようになることで、生活が便利になることに加えて、人々は、自分に自信を持てるようになった、家族やコミュニティから認められようになった、と感じているそうです。
ノンフォーマル教室に行ったことで、将来に夢や希望を持てるようになったという声も聞かれるそうですが、「人生を切り拓く」という教育が本来持つ力を目の当たりにしたようでした。

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識字教室に通う女性

プレゼンテーションには、ノンフォーマル教室で学んだ人々の実際の意見や写真が豊富に含まれ、ノンフォーマル教育の実際、またノンフォーマル教育が果たす役割について、理解を深めることができました。

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