ヴァッサー大学夏季研修日本語日本文化プログラムは、本学との協定に基づいて2006年度より実施され、2009年度で4回目を迎えました。男子学生を含む10〜20名のヴァッサー大学生が、6~7月の夏休み期間を利用して本学を訪れ、毎日午前中は日本語クラスを履修、午後は学生チューターによる会話セッションやグローバル教育センター主催の文化教室、サークル参加体験、本学学生と共同の交流授業などへ参加するプログラムです。グローバル教育センター(留学派遣部門)では、予算やプログラムの立案から、授業やサークル見学等に係る連絡調整、ウエルカムパーティの開催など、本研修のコーディネーターとしての役割を担っています。また、本学学生からボランティアを募ってサークル見学のサポートなどのお手伝いをお願いするともに、ヴァッサー大生には本学学生の英会話自主グループの講師役を務めてもらうなど、学生同士の活発な交流の機会ともなっています。(2010年度はヴァッサー大学側の諸事情により開催されませんでした。)
主な研修内容は以下のとおりです(2008年度の例)。
実施日時: | 6月1日〜7月27日 | ||||
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研修参加者: | ヴァッサー大学研修生18名(男子10名、女子8名) 付添教員2名 | ||||
研修プログラム: |
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グローバル教育センター(留学派遣部門)では、研修生の到着前にヴァッサー大学側の先生方と打ち合わせて予算(ヴァッサー大学負担経費)ならびにプログラムを決定し、本学内の担当教員との連絡調整、TAやボランティア学生の募集と指導、サークル見学や文化教室への参加に係る調整、ならびに予算支出の手続き等を行っています。また、学長・副学長先生にもご列席いただいてウエルカムパーティを実施するとともに、帰国時にはヴァッサー大学側からの感謝の意を込めたフェアウエルパーティの開催を補助し、広くヴァッサー大学・本学双方の教職員・学生の交流の場としました。
本学学生との共同授業の中でグローバルスタディ・リサーチプロジェクトにおいては、授業終了時にプレゼンテーションを行い、ヴァッサー大学生と本学学生の2~3名ずつを一つのグループとした18グループが各10分の持ち時間で、パワーポイントを用いて調査研究の成果を発表しました。
ヴァッサー大学研修は、パートナー大学との連携プログラムとして両大学の学生に多大なる異文化接触の機会を提供すると同時に、初めての男子学生受け入れを伴う研修という点でもお茶の水女子大学に新風を巻き込んだプログラムとして注目されています。本学学生からも再開を望む声が高く、2011年度以降の復活が大いに期待されます。
なお、各年度の参加者数は以下のとおりです。
実施年度 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
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研修参加者数計: | 10 | 13 | 18 | 17 |
男子生徒数: | 4 | 8 | 10 | 8 |
女子生徒数: | 6 | 5 | 8 | 9 |