メインメニュー
2009年1月26日 公開セミナー「学校教育を通じた若者のキャリア形成支援」
Poster :hara  on01/26

 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達科学の創成」教育・社会
的格差領域では、特別教育研究経費事業「コミュニケーション・システムの開発によるリスク社会への
対応」と共催で、「学校教育を通じた若者のキャリア形成支援」を開催いたします。

 近年、職業を持ち、親の家計から自立した生計を営むプロセス ― 学校から職業生活 への移行 ― が
危機に瀕しています。このとき学校教育は若者のキャリア形成に対してどのような支援が可能なのでしょ
うか。若者の学校から職業生活への移行をめぐる議論は、これまで学校の職業斡旋メカニズムに注目し
てきました。本セミナーでは若者のキャリア形成に対する学校教育の効果に焦点をあてて、移行問題へ
の方策を考えます。

 より具体的には、社会制度のドラスティックな変化によって労働市場や就業メカニズムそのもののあり
方が大きく変化した中国(王)、90年代の景気後退をきっかけとして若者の就業が社会問題化した日本
(寺崎)の具体的な事例を踏まえ、学校・企業・市民社会による包括的キャリア形成支援という視点から、
若者が必要とする能力について論じていきます(亀山)。

【日時】
2009年1月26日(月)16:40-18:40 

【場所】
お茶の水女子大学 文教育学部 第一会議室

参加費:無料 
申し込み:不要(直接会場へお越しください)

【プログラム】
16:40-16:50 挨拶 
グローバルCOEプログラム拠点リーダー・お茶の水女子大学教授 耳塚寛明
 
16:50-18:40   
司会                 
お茶の水女子大学教授 耳塚寛明
  
報告    
 1 中国国公立大学におけるキャリアガイダンスの発展状況
                お茶の水女子大学GCOE特任講師 王傑
   
 2 「はたらく」を経験させる教育
                お茶の水女子大学GCOE特任AF 寺崎里水
   
 3 若者に必要な能力とは何か
     ―「キー・コンピテンシー」「社会人基礎力」「シティズンシップ教育」 をめぐって―
                お茶の水女子大学講師 亀山俊朗

 公開セミナーポスターはこちらから
 
【主催】
お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム教育・社会的格差領域
特別教育研究経費事業「コミュニケーション・システムの開発によるリス
ク社会への対応」

【連絡先】 
お茶の水女子大学JELS 
T/F:03-5978-5935 


【活動報告】
 近年、職業を持ち、親の家計から自立した生計を営むプロセス―学校から職業生活への移行―が危機に瀕している。このとき学校教育は若者のキャリア形成に対してどのような支援が可能だろうか。若者の学校から職業生活への移行をめぐる議論は、これまで学校の職業斡旋メカニズムに注目してきた。本セミナーでは若者のキャリア形成に対する学校教育の効果に焦点をあてて、移行問題への方策を考えることを課題とした。

 第一報告(王)は、社会制度のドラスティックな変化によって労働市場や就業メカニズムそのもののあり方が大きく変化した中国の高等教育機関のキャリアガイダンスへの取り組みについて、第二報告(寺崎)は90年代の景気後退をきっかけとして若者の就業が社会問題化した日本における中学生の職場体験学習への取り組みについて、それぞれ具体的な事例をもとに報告がなされた。第三報告(亀山)は、学校・企業・市民社会による包括的キャリア形成支援という視点から、若者が必要とする能力について考察を行った。  

 報告に対するフロアからの質疑応答が活発になされ、終了時間を超えて充実した議論が展開された。(日時:2009年1月26日;場所:お茶の水女子大学文教育1号館第1会議室;参加者20名)

  

2009年1月19日 公開セミナー「青年期への社会学的接近―移行・文化・階層―」
Poster :hara  on01/19

 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達科学の創成」教育・
社会的格差領域では、青少年期から成人期への移行についての追跡的調査JELS(Japan Edu-
cation Longitudinal Study)を進めています。つきましては、 関東と東北地方2エリアの小・
中・高校生および保護者の方を対象に実施した2回の調査データを元に第2回公開セミナーを開催
いたします。
 多くの方のご来場をお待ちしています。

【日時】
2009年1月19日(月)16:40-18:40 

【場所】
お茶の水女子大学 文教育学部第一会議室

参加費無料・申し込み不要(直接会場へお越しください)

【プログラム】
16:40-16:50 挨拶
  グローバルCOEプログラム拠点リーダー お茶の水女子大学教授 耳塚寛明

16:50-18:40

「現代の生徒文化と価値観」 
  東京大学助教 大多和直樹

「高校生の教育から職業への移行に関する研究」
  労働政策研究・研修機構副主任研究員 堀有喜衣

【司会】
お茶の水女子大学GCOE特任AF 寺崎里水

【討論者】
お茶の水女子大学教授 耳塚寛明

【主催】 
お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム 教育・社会的格差領域

 公開セミナーポスターはこちらから

【お問い合わせ】 
お茶の水女子大学JELS 
T/F:03-5978-5935 

【活動報告】
 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム、教育・社会的格差領域では、プロジェクトの一部として学齢期から成人期までを対象とした日本で初めての本格的な追跡研究「青少年期から成人期への移行についての追跡的調査JELS」(Japan Education Longitudinal Study)を進めています。

 2009年1月19日(月)、JELSデータを元に、高校生文化と職業への移行についての公開セミナーを開催いたしました。学内外から約25名の方が参加され、充実した議論を行いました。(場所:お茶の水女子大学 文教育1号館第1会議室)

  

2008年12月21日 基礎問題プロジェクト第2回研究会「社会的排除/包摂をめぐって―格差是正をめざす理論と政策―」
Poster :hara  on12/21

 お茶の水女子大学グローバルCOEでは、「養育格差」「教育・社会的格差」「国際的格差」の3つの
研究領域間の相互理解と連携を深めるため、「基礎問題プロジェクト」研究会を実施しております。
今回はその第2回目として、教育・社会的格差領域に関わる主題を取り上げ、「社会的排除/包摂を
めぐって―格差是正をめざす理論と政策―」と題する研究会を開催いたします。

 社会的排除(social exclusion)と社会的包摂(social inclusion)をめぐる問題については、欧州・
EU諸国を中心に政策的対応がなされてきましたが、わが国でも重要な政策課題となりつつあり、研究面
でみても、近年、多くの研究が積み重ねられています。この研究会では、この問題に関わる研究に取り
組んでこられた経済学、社会学、地理学の研究者をお招きし、その研究成果をご報告いただき、本拠点
の今後の研究に、この主題に関する研究の成果をどのように活かしていけるか、などの点について討議
を行います。

 研究会にはどなたでもご参加いただけます。ご関心のある方はぜひご来場ください。

【日時】 
2008年12月21日(日)午後1時半~5時

【場所】 
お茶の水女子大学文教育学部第1会議室(文教育学部1号館1階)
※当日は休日のため、正門のみが開いています。正門からお入り下さい。

【司会】 
亀山俊朗(お茶の水女子大学)

【報告】 
福原宏幸(大阪市立大学)
 「社会的排除/包摂論の可能性と日本社会-理論的背景を踏まえて―」
     
中村健吾(大阪市立大学)
 「EUとその加盟国における「積極的包摂」戦略の展開」
     
水内俊雄(大阪市立大学)
 「ホームレス/社会的包摂/「見える化」システム」

【指定討論】
中山 徹(大阪府立大学)
平岡 公一(お茶の水女子大学)

【総括討論】
耳塚寛明(お茶の水女子大学、グローバルCOE拠点リーダー)

【共催】 
お茶の水女子大学教育研究プロジェクト「コミュニケーション・システムの開発によるリスク社会への対応」(CSDプログラム)

【申し込み】
準備の都合上、できるだけ12月17日(水)までにお申し込み下さい。(当日参加も可能です。)

【申し込み・問い合わせ先】
CSDプログラム事務局:植村・内野
FAX    03-5978-2732

 研究会ポスターはこちらから


【活動報告】
 基礎問題プロジェクト第2回研究会では、教育・社会的格差領域に対応するテーマとして、社会的排除(social exclusion)と社会的包摂(social inclusion)をめぐる問題を取り上げ、CSD(お茶の水女子大学教育研究プロジェクト「コミュニケーション・システムの開発によるリスク社会への対応」)との共催により公開セミナーを行った。

 「社会的排除」と「社会的包摂」は、欧州諸国では、平等・格差・貧困・差別などの問題に対する政策的対応のありかたをめぐる社会的・政治的論議において、広く用いられている概念である。日本においても、「格差社会」と貧困、ワーキングプア、失業をめぐる政策論議のなかで、「社会的排除/包摂」問題分析の視点・枠組みの有効性が認識されるようになっており、この問題をとりあげる研究書が相次いで刊行されている。

 今回は、報告者として、この問題に関わる理論的、実証的および政策学的研究を積み重ね、関西地域の研究ネットワークで中心的な役割を果たしている研究者の方々をお迎えした。当日は学内外から多くの方にご参加いただき、密度の濃い議論が行われた。
























 当日の詳しい内容は、お茶の水女子大学グローバルCOE刊行の報告書『PROCEEDINGS』07(基礎問題プロジェクト報告書)に掲載されています。
(日時:2008年12月21日(日);場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館第1会議室;参加者54名)

  

2008年12月15日~22日 「日韓幼児教育セミナー」
Poster :hara  on12/15

 お茶の水女子大学付属幼稚園は1876年の設立以来、日本の近代的な教育を発展させる上で不可欠な
「生徒ノ実験ノ場」であり、「全国の幼稚園ノ模範ヲシメス」という使命を担い、今日まで132年間、日本の
幼児教育を主導してきました。様々な実践と提言を行ってきた本大学で、韓国幼児教育学界の権威である
梨花女子大学の李基淑教授と15名の学生を迎え、日韓幼児教育セミナーを開催いたします。

 本セミナーでは日本の保育園・幼稚園の見学、ベテラン保育者による講義のほか、幼児教育研究の
第一線で活躍する教授陣による講義を行い、両国の幼児教育について保育実践のあり方から理論まで
幅広く議論する予定です。

 皆様のご来場をお待ちしております。

【日時】
2008年12月15日(月)~12月22日(月)

【場所】
お茶の水女子大学 生活科学部本館103号室

【講師】
・韓国
梨花女子大学
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科(客員教授)
グロバールCOE国際的格差領域担当
 李 基淑(リー・キスク)教授 

・日本
白梅学園大学
 無藤 隆教授

お茶の水女子大学
 内田伸子教授/浜口順子准教授/榊原洋一教授/浜野 隆准教授/大戸美也子教授/小玉亮子准教授

【プログラム】
12月15日 15:30〜
講義:子ども中心の保育原理  内田伸子教授

12月16日 
13:20~14:50  
講義:保育カンファレンス
15:00~16:30 
講義:幼児教育臨床論  浜口順子准教授

12月17日 15:00~  
講義:幼児期によく見られる疾患への対応  榊原洋一教授

12月18日 
13:20~14:50 
講義:日本の幼児教育制度・幼児教育の国際協力  浜野 隆准教授
15:00~16:30 
講義:日本の幼稚園教育の教員養成  大戸美也子教授

12月19日 
13:20~14:50  
講義:日韓の幼児教育、日韓院生たちによる保育カンファレンス
李 基淑教授/内田伸子教授/ほか教員/日韓の学生・院生  
15:00~16:30 
講義:幼保一元化(子ども園)の行方・日本の幼児教育の今後  無藤 隆教授

12月20日
和光保育園にて 講義:子どもの社会性  小玉亮子准教授

【場所】
お茶の水女子大学生活科学部本館103号室
会場へのアクセス:http://www.ocha.ac.jp/access/index.html

【使用言語】
日本語・韓国語 (日韓通訳つき)

【参加費】
無料、事前申し込み不要
※15~19日のみが一般公開

【問合せ先】
お茶の水女子大学グローバルCOE事務局
112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
Tel&Fax 03-5978-5247

【活動報告】
 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム国際的格差領域は、韓国幼児教育学界の権威である梨花女子大学の李基淑教授と18名の学生を迎え、2008年12月15日~22日に日韓幼児教育セミナーを開催いたしました。

 本国際研修セミナーは、日本語・韓国語通訳つきで8日間にわたって、自然の中での人格形成を大切にする和光保育園、男性保育士が中心である東京大学附属たんぽぽ保育園、今日まで132年間、日本の幼児教育を主導し、様々な実践と提言を行ってきた本大学の附属幼稚園など計6箇所の保育園・幼稚園を見学したほか、白梅学園大学無藤隆教授、お茶の水女子大学副学長内田伸子教授、同大学大戸美也子教授をはじめ、幼児教育研究の第一線で活躍する計10名以上の講師陣による講義を行いました。また、保育カンファレンスを2回行い、日本の学生と韓国の研修生が両国の幼児教育について保育実践のあり方から理論まで幅広い議論を行いました。

参加者人数はのべ228名、研修テキストは100冊以上配布されました。韓国梨花女子大学とお茶の水女子大学の幼児教育における学術交流の歴史の第一歩を刻む、とても有意義かつ充実した日韓幼児教育セミナーでした。














  

2008年12月14日 第2回GCOE国際シンポジウム「東アジアにおける学力格差の現状と政策課題」
Poster :hara  on12/14

 本年度のテーマは、東アジアにおける学力格差問題。中華人民共和国では、北京師範大学に
国家教育部直属の基礎教育質量観測センターが設置され、地域的な学力格差の測定を視野に
入れた全国調査の準備が進みます。大韓民国では政権交代に伴い、いったんは廃止されていた
全国一斉学力テストが復活しました。学力格差の趨勢と背景を探り、政策課題を検討するため、
中国、韓国からスピーカーを招聘します。皆様のご来場をお待ちしております。

【日時】
2008年12月14日(日)
     シンポジウム 13:00~17:00  
     懇親会      17:15~18:00

【場所】
お茶の水女子大学理学部3号館701
◆12:00~18:00のあいだ、南門を開門します。
会場へは、南門からお越しになるのが便利です。


【プログラム】
13:00~13:10
開会挨拶 
お茶の水女子大学教授 耳塚 寛明
  
13:10~13:50
北京師範大学教育管理学院教授 杜 育紅
 「学力と学校資源の配置:中学校の調査結果から」

13:50~14:30
高麗大学教育学部教授 金 炅根
 「中等教育における学力格差:韓国の事例」

14:30~15:10
お茶の水女子大学人間発達教育センター特任助教 垂見裕子
 「日本における学力格差―PISAデータを中心に」

15:10~15:30
休憩

15:30~16:00
コメント 
神戸大学准教授 山内 乾史
お茶の水女子大学教授 耳塚 寛明

16:00~16:45
ディスカッション

16:45~17:00
閉会挨拶
お茶の水女子大学教授 内田 伸子

17:15~
懇親会
(場所:理学部3号館ラウンジ)

【司会】
お茶の水女子大学准教授 浜野 隆
【コーディネーター】
お茶の水女子大学教授 耳塚 寛明

【使用言語】
日本語・英語 (日英同時通訳つき)

【問合せ先】
お茶の水女子大学グローバルCOE事務局
112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
Tel&Fax 03-5978-5247
 国際シンポジウムポスターはこちらから

【活動報告】
 2008年12月14日(日)、東アジアにおける学力格差問題をテーマに、中国および韓国から教育学の研究者をお招きし、国際シンポジウムを開催いたしました。中国、韓国、日本の学力格差の趨勢と背景および政策課題についての講演、学力問題の第一人者からのコメントをいただいた後、一般の参加者も交えて熱の入ったディスカッションが行われました。

  

2008年11月28日 国際セミナー「モンゴルにおける保育改革と子ども発達支援」
Poster :hara  on11/28

 グローバルCOE国際的格差領域は、このたび、モンゴル国立教育大学とユニセフ・モンゴル事務所との
連携のもとに、国際セミナーを開催いたします。

モンゴル国立教育大学からは幼児教育学部長のJamsrandorj Batdelger先生を、ユニセフ・モンゴル
事務所からはECD(Early Childhood Development)オフィサーのTsendsurenTumeeさんを
お迎えします。さらに、モンゴルからの留学生で、現在、一橋大学大学院博士課程に在籍中の
Ariuntuya Myagmarさんにも加わっていただき、モンゴルにおける保育改革と乳幼児の発達支援に
ついて、格差問題を含め、ご発表をいただく予定です。

近年、大相撲などにも見られますように、モンゴルは日本でもおなじみの国なってきました。また、モンゴル
と日本は様々な分野で交流が盛んになりつつあります。モンゴルのことをよく知る機会にもなると思います。
せひご参加ください。

使用言語ですが、3名の発表の部分だけは英語ですが、その後の質疑応答・ディスカッションは
日本語⇔モンゴル語の通訳がつきます。申し込み不要、どなたでも参加できます。ご参加をお待ちして
おります。


【日時】
2008年11月28日(金) 15:00-17:00

【場所】
お茶の水女子大学 
生活科学部本館135号室

【発表】
1. Preschool Education Reforms in Mongolia
 (モンゴルにおける就学前教育改革)
  Batdelger Jamsrandorj / モンゴル国立教育大学・教授

2. Alternative Forms of Early Childhood Development Programms in Mongolia
  (モンゴルにおける幼児発達のオルタナティブな形態)
   Tsendsuren Tumee/ ユニセフ・ECDオフィサー

3.Ger-Kindergarten for Nomadic Children. From Field Survey
  (遊牧民家庭の子どもへのゲル幼稚園 -地方での現地調査から-)
  Ariuntuya Myagmar / 一橋大学大学院

【言語】
発表:英語  
質疑応答:日本語、モンゴル語通訳

 国際セミナーポスターはこちらから

【お問い合わせ】
お茶の水女子大学グローバルCOE事務局
112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
Tel&Fax 03-5978-5247

【活動報告】
 2008年11月28日、お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム国際的格差領域は、モンゴルに
おける保育改革と子ども発達支援に関する国際セミナーを開催いたしました。まず、モンゴル国立教育
大学幼児教育学部長のJamsrandorj Batdelger先生から「モンゴルにおける就学前教育改革」の
報告がありました。次に、ユニセフ・モンゴル事務所ECD(Early Childhood Development)オフィ
サーのTsendsurenTumeeさんが「モンゴルにおける幼児発達のオルタナティブな形態」について説
明し、最後に、一橋大学大学院博士課程に在籍中のAriuntuya Myagmarさんが「遊牧民家庭の子
どもへのゲル幼稚園」について現地での調査報告を行いました。参加者からは、日本とモンゴルの幼
小連携教育や、モンゴルにおける保育改革と乳幼児の発達支援、格差問題などに関する質問が出され、
活発な議論が行われました。(開催場所:お茶の水女子大学本館1階135号室 参加者25名)

  

2008年11月18日 公開講座 Craig A. Anderson博士講演会「一般的攻撃モデルと、拡大する暴力の連鎖」
Poster :hara  on11/18

 アンダーソン博士は、米国アイオワ州立大学心理学部の著名教授(Distinguished Professor)
であるとともに、国際攻撃学会(International Society of Research on Aggression)の次期会長
であり、攻撃研究における世界的第一人者と言えます。

 アンダーソン博士は、とくにメディア暴力の研究や、気温が攻撃性に与える影響に関する研究で著名であり、
博士らが提出した「攻撃性の一般モデル」は、現在におけるメディア暴力研究ないし攻撃研究の一つの到達
点と言いうるものです。本講演では、この一般攻撃モデルと、それが、暴力の連鎖の拡大とどのように関連
するかについてお話しされます。そして、女性を攻撃する男性に関する新しい研究や、テレビゲームが短期
的あるいは長期的攻撃に及ぼす影響に関する新しい研究についても紹介され、最後に、地球温暖化が大規
模暴力に対する影響を理解する理論的枠組みを提示される予定です。

【講演者】
クレイグ・A・アンダーソン博士
(アイオワ州立大学Distinguished Professor)

【タイトル】
「一般攻撃モデルと、拡大する暴力の連鎖」
(The General Aggression Model and the Escalating Cycle of Violence)

【日時】
11月18日(火)17:00~18:40

【場所】
お茶の水女子大学文教育学部1号館1階大会議室
会場へのアクセス:http://www.ocha.ac.jp/access/index.html

【参加費】
無料

【言語】
講演は英語で行われますが、適時、渋谷明子氏(慶應義塾大学)による抄訳
が行われます。講演後の質疑応答においては、渋谷氏が通訳を行います。

【主催】
お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達
科学の創成」

 講演会ポスターはこちらから


【活動報告】
2008年11月18日(火)、お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム(養育環境格差領域)は、公開講座としてCraig A. Anderson博士講演会「一般的攻撃モデルと、拡大する暴力の連鎖」を開催しました。

 本講演会は、先に開催された一般公開講演「メディア暴力と攻撃的パーソナリティの発達(11/15、於お茶の水女子大学、GCOE共催:日本パーソナリティ心理学会第17回大会招待講演」とリンクした内容で、一般的攻撃モデルを基に、拡大する暴力の連鎖に関する実験結果等、詳細な報告がなされました。

 また、指定討論者の湯川進太郎教授からは、興味深いコメント・質問が多々なされ、参加者の理解を大いに深める一助になりました。参加者のなかには、学外の研究者・学生も多く、攻撃研究における世界的第一人者の最新報告に熱心に耳を傾けるとともに、積極的な意見交換・質問を行いました。
(場所:お茶の水女子大学 文教育学部1号館1階大会議室;参加者43名)

  

2008年11月15日 日本パーソナリティ心理学会第17回大会招待講演「メディア暴力と攻撃的パーソナリティの発達」
Poster :hara  on11/16

 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達科学の創成」では、
2008年11月15日(土)、16日(日)に本大学で開催される日本パーソナリティ心理学会第17回大会
において、下記の招待講演を共催しています。公開シンポジウムのみの参加は無料ですので、
ぜひご参加ください。

【タイトル】
「メディア暴力と攻撃的パーソナリティの発達
(Media Violence and the Development of Aggressive Personality)

【講演者】
Craig A. Anderson教授
(アイオワ州立大学 Distinguished Professor)

【概要】
Anderson教授は、メディア暴力研究における世界的第一人者であり、本講演ではメディア暴力に繰り返し
接触することが攻撃行動や攻撃的パーソナリティに及ぼす影響およびこうした影響を統合的に説明する
「攻撃性の一般モデル」についてお話いただく予定です。

【招待講演・学会に関する情報】
本招待講演、大会についてのより詳しい情報は、大会Webページをご覧ください。

 招待講演ポスターはこちらから


【活動報告】
 2008年11月15日(土)、お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム(養育環境格差領域)は、日本パーソナリティ心理学会(JSPP)と共催で、クレイグ・アンダーソン教授の招待講演「メディア暴力と攻撃的パーソナリティの発達」を開催しました。

 アンダーソン教授は、メディア暴力研究における世界的第一人者で、本講演は、日本パーソナリティ心理学会第17回大会(H20.11.15~16、会場:お茶の水女子大学)の一般公開講演として企画されました。

 本講演では、メディア暴力に繰り返し接触することが攻撃行動や攻撃的パーソナリティに及ぼす影響が中心テーマですが、アンダーソン教授らが提唱した「攻撃性の一般モデル」についても詳細な報告がなされました。このモデルは、メディア暴力が攻撃性に及ぼすこれまでの影響研究を統合的に説明したもので、興味深い貴重なデータの数々が披露されました。

 アンダーソン教授の報告に対し、司会者の坂元章教授から自らの調査・研究に基づいたコメントがなされるとともに、参加者からも積極的な質疑がなされ、有益な議論が交わされました。(場所:お茶の水女子大学 共通講義棟2号館201号室;参加者64名)

  

2008年11月14日 基礎問題プロジェクト第1回研究会「国際教育開発の動向と課題」
Poster :hara  on11/14

 グローバルCOEには「養育格差」「教育・社会的格差」「国際的格差」の3つの研究領域がありますが、
このたび、領域間の相互理解と連携を深めるため、定期的に研究会を実施していくことになりました。
 第1回は、国際的格差領域から「国際教育開発の世界的潮流」と題し、研究会を行います。
 現在、世界全体の未就学児童数は7200万人と推計されています。また、成人の識字率向上、ジェン
ダー間の教育機会の平等など、様々な課題があります。人間発達をめぐる格差は日本国内でも見られ
ますが、世界全体に目を向ければもっと大きな格差を目の当たりにすることでしょう。そのような現実に
対して、政策面では何が課題となっているのか、また、研究面での課題は何か、ともに考えていきたいと
思います。

【日時】
2008年11月14日(金) 17:00~19:00

【場所】
本館2階213号室

【発表】
  ①「国際教育開発の世界的潮流-EFA(Education for All)を中心に」 
             浜野 隆(お茶の水女子大学准教授)
 
  ②「ラオスの現場から見るEFA(Education for All)-理論と実際」
             瀧田修一(グローバルCOEリサーチフェロー)

【コメンテーター】
  荒木美奈子(お茶の水女子大学准教授)
  垂見裕子(お茶の水女子大学グローバルCOE助教)

 基礎プロジェクト研究会ポスターはこちらから


【活動報告】
 2008年11月14日(金)、お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム(国際的格差領域)は、基礎問題プロジェクト研究会「国際教育開発の動向と課題」を開催しました。はじめに、国際的格差領域リーダーの浜野隆准教授から国際教育開発の世界的潮流と国際教育協力の課題に関する報告がなされ、それに続き、グローバルCOEの瀧田修一リサーチフェローからラオスにおけるEFAの現状と課題が事例として報告されました。これら二つの報告に対し、荒木美奈子准教授からは、タンザニアでの調査・経験に基づくコメントが、また、垂見裕子助教からは比較国際教育学の立場からのコメントがなされました。その後も参加者からは積極的な質疑がなされ、有益な議論が行われました。













 当日の詳しい内容は、お茶の水女子大学グローバルCOE刊行の報告書『PROCEEDINGS』07(基礎問題プロジェクト報告書)に掲載されています。
(場所:お茶の水女子大学文教育学部本館2階213号室;参加約30名)

  

2008年10月16日 JELS公開セミナー「青少年期の移行の危機と家庭生活―JELS2006, 2003のデータから―」
Poster :hara  on10/16

 お茶の水女子大学JELS(Japan Education Longitudinal Study)では、学齢期から成人期までを
対象とした日本で初めての本格的な追跡研究を進めています。つきましては、関東と東北地方2エリアの
小・中・高校生および保護者の方を対象に実施した2回の調査データを元に、公開セミナーを開催いたし
ます。多くの方のご来場をお待ちしています。

【日時】
2008年10月16日(木)16:30~18:30

【場所]
お茶の水女子大学本館(生活科学部)103会議室
 
【プログラム】
16:30~16:40
 挨拶 G-COE 拠点リーダー お茶の水女子大学教授 耳塚 寛明

16:40~18:30
 報告
 1 子どもの生活習慣と親の就労状況         
                           東京理科大学助教  坂本 有芳

 2 子どもの家事参加が対人関係能力に与える影響  
                           京都女子大学教授  表  真美

 3 子どもの自尊感情に与える家庭と学校の影響    
                           JELS研究協力者   岩﨑 香織

 4 家庭生活の雰囲気の認知は3年後にどう変わるか    
                           JELS研究協力者  蟹江 教子

 5 子どものケア行動に家庭の要因はどう影響するか  
                           お茶の水女子大学名誉教授  牧野 カツコ

【コーディネーター】                  
お茶の水女子大学名誉教授  牧野 カツコ
  
【討論者】
お茶の水女子大学名誉教授  袖井 孝子
お茶の水女子大学准教授   小玉亮子

【参加費】
無料 

【申し込み】
不要(直接会場へお越しください)

【主催】
お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム 教育・社会的格差領域

【連絡先】
お茶の水女子大学JELS 
T/F:03-5978-5935 

 公開セミナーポスターはこちらから


【活動報告】
 お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム教育・社会的格差領域では、プロジェクトの一部として学齢期
から成人期までを対象とした日本で初めての本格的な追跡研究「青少年期から成人期への移行についての
追跡的調査JELS」(Japan Education Longitudinal Study)を進めています。2008年10月16日(木)、
JELSの2回の追跡調査データを元に、青少年期の移行の危機と家庭生活についての公開セミナーを開催いた
しました。当日は、学内外から約30名の方が参加されました。














  

グローバルCOE 「格差センシティブな人間発達科学の創成」 HP運営委員会
Copyright (c) 2007 お茶の水女子大学 All rights reserved.
UPDATE : 2012年3月31日