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安孫子聡子 Satoko Abiko

芝浦工業大学
工学部電気工学科
准教授
専門:ロボティクス

2000年 東北大学工学部機械航空工学科 卒業
2002年 東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 博士前期課程修了
2005年 東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 博士後期課程修了
2003年-2005年 日本学術振興会特別研究員
2005年-2009年 ドイツ航空宇宙局(DLR)ロボティクス・メカトロニクス研究所 研究員
2009年-2010年 東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 助教
2010年-2015年 東北大学大学院工学研究科機械システムデザイン工学専攻 助教
2015年-現在 芝浦工業大学工学部電気工学科 准教授

2010年 Best Paper Award Finalist, 2010 IEEE/SICE International Symposium on System Integration
2014年 The Finalists for the Best Demo Award, 2014 IEEE Haptics Symposium
2015年 Best Paper Award Finalist, 2015 IEEE International Conference on Robotics and Automation 等

現在の研究テーマを教えてください

abiko_robotics

宇宙で活躍するロボットを目指した研究、これまでにない高機動な飛行性能をもつ航空ロボットの研究の大きく2つの研究を軸に行っています。宇宙ロボットでは、最近問題が再認識されている宇宙ゴミを捕獲するための捕獲手法の提案,宇宙ゴミの運動の推定手法の研究、宇宙飛行士を助けるロボットの研究を行っています。航空ロボットでは、いろいろな姿勢でホバリングができる航空ロボットの開発とその応用の研究をしています。

いつ頃どのようなきっかけで研究者を目指しましたか?

大学4年生の時に、国際的にとてもアクティブに活動する研究室に配属され、配属当初からアメリカの大学との共同研究に参画させてもらったことが大きな刺激になりました。その後、修士課程に進学し、海外で発表する機会や学外の研究機関との共同研究に加えていただいたりすることで、研究に対する知識や理解が少しずつ深まってきました。そのことにより,研究を進めることの楽しみを覚えました。このように研究室での活動が大きなきっかけとなりました。

どんなときに研究者としてのやりがいを感じますか?

工学系の研究は知識を実社会において形にするところに大きな価値があると思います。理論の追求とその実社会への発展を目指した研究へと進めていくことにやりがいを感じます。一見、原理だけを追求していると浮世離れしそうですが、基礎となる原理原則を追及することによって、実際に実システムで問題に遭遇した時の解決法が導きやすくなります。このような知識の社会還元をする横断的な研究ができることが工学系の研究の魅力です。

後輩たちへの応援メッセージ

人の興味は千差万別、性別、文系理系にこだわらず、是非、自分が一番興味があることに若いエネルギーを注いでみてください。