グローバル教育センター留学派遣

マンチェスター大学より(イギリス)

2016/04/11

①学校生活

 3月18日から4月10日までイースター休暇となっています。そのため、地理学コースの2つの科目から中間課題が出ていました。

  1つは、自分の”home”での1日、24時間をautoethnographyとして記述し、どのようなsocial differenceがあるか分析せよ、という課題がありました。autoethnographyとは自分の身体を通じて、経験すること感じることを日記 のような形で書いたものです。私は、自分の住んでいるフラットの共有キッチンで発見したsocial difference(友人関係、ジェンダー、においと文化など)について記述しました。

 もう1つの課題は、任意のNGOの視点から Inequalityに関する任意のテーマに関してBriefing Documentを書けというものでした。私は、Policy Manchesterというマンチェスター大学の教授たちが昨今のホットな話題(イギリスの住宅問題や欧州の移民危機など)に関して学術的な視点から意見 を投稿する団体を選び、マンチェスターのホームレス

 また、休暇前の授業ではシリア難民の方(シリアでの民主化運動に加わって投獄され、 その後、マンチェスターへ移り、ドクターを取得されています )がゲストスピーカーとしていらっしゃいました。写真や動画などのイメージを用いながら、シリアでの生活をお話しくださいました。不当な逮捕、殺害(行方 不明)は日常茶飯事であり、裁判では軍の判断が承認されるだけであり、刑務所では人権が存在しないということをその方から伺い、今までは遠いイメージしか なかったシリアの姿が鮮明に浮かび上がりました。日本に住んでいると海外のニュースは「ニュース」としてしか考えられませんが、実際にお話を伺うと他人事 として放っておいていいものか、自分はどう生きるべきかと考えさせられました。

今学期の授業は残すところあと4回となりました。毎回真剣に取り組んでいきたいと思います。

 

②日常生活

課 題提出前は、勉強中心でしたが、もちろん楽しいイベントもありました。私の住んでいる女子寮では、寮の運営メンバーの代替わりがあり、新メンバーによって 催されるフォーマルディナーがありました。ローストビーフや茹で野菜などイギリスの伝統的な食事をいただきつつ、新メンバーのスピーチを聞きました。ま た、他の寮と合同で開催されるBAllというディナーパーティーにも行きました。博物館を貸し切り、いつもより張り切ってドレスアップし、美味しい食事、 ダンスを楽しみました。

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