グローバル教育センター留学派遣

Q&A

お茶の水女子大学交換留学の特徴について

Q1-1交換留学に行っても4年間で卒業することは可能ですか?
A1-1

原則的に4年間で卒業することが可能です。しかし実際は卒業を半年または1年延ばす人も少なくありません。ただし卒業に必要な単位の履修システムは学科や専攻・指導教員によって異なりますので応募の際には必ず所属する学科の先生に確認してください。また教職課程を履修している場合、実習などの関係で4年で卒業できない場合があります。詳しくは学務課と相談してください。いずれにしても、早い段階で計画的に単位を履修することが望まれます。

Q1-2留学のスタート時期はいつですか?1年より短い期間でも申請できますか?
A1-2

留学を申請した翌年度の3月までに留学をスタートする必要があります。派遣大学の学期初めに留学を開始し、学期末に終了するのであれば、その期間が1年以内でも構いません。例えば、3月-8月と9月-翌年2月の2学期制を採用する大学に留学する場合、3月から8月までの1学期間(半年間)留学することも可能です。

学内選考プロセスについて

Q2-1成績証明書などの申請書類は日本語でいいですか?
A2-1

学内選考の時点では日本語の書類を提出してください。日本語の成績証明書は証明書自動発行機(学生センター棟一階)で発行しています。留学が承認され、留学手続きを進める際、派遣先大学が英語等での書類を要請する場合、その指示に従います。英文の成績証明書の発行を希望する場合、教務チームの窓口で申請してください。

Q2-2希望する派遣先大学は必要とされる語学力について記載がないのですが、検定結果やスコアなどを提出する必要はありませんか?
A2-2

協定上、どこの派遣先大学でも、学業を遂行するために必要な言語能力を有することは最低条件となっています。学内選考の際も語学力は重視していますので、どの言語においても検定やスコアを持っている場合は申請書類に記入し、それらを証明する書類を添付してください。また、留学先で必要とされる言語を学習した経験がある場合、「語学に関する学習歴」の欄に学習期間や形態等を記入してください。

Q2-3語学試験を受けたのですが、結果がまだ出ていません。交換留学の応募締切に間に合わないのですが、どうしたらいいでしょうか?
A2-3

「語学に関する資格」の欄に受験した試験名、受験日と結果が出る予定日を記入して提出し、試験の結果が出たら、必ず国際交流チームとグローバル教育センターへ結果の写しを提出してください。語学試験結果の提出期限は1月末です。

Q2-4派遣先大学を併願することはできますか?
A2-4

留学の目的がいずれの大学でも遂行可能である場合、3校まで併願を認めています(2012年現在)。応募書類は、1人につき1部となりますので、複数の大学を併願する場合、自分の関心分野と派遣先大学の特色をよく調べ、同じ研究が可能なことを論理的に説明するような応募書類を作成することが望まれます。

Q2-5お茶の水女子大学の学内選考を通過すれば希望する協定校へ留学できますか?
A2-5

選考の結果、内定通知を得た学生は、本学から協定校へ候補者として推薦されるということです。受入可否の判断は、派遣先大学へ願書送付後、派遣先大学での審査の結果、決定されます。派遣先大学から受け入れ許可書が発行された時点で正式に交換留学生として認められることになります。派遣先大学への願書はグローバル教育センターを通して派遣先大学へ提出されます。

Q2-6日本国籍以外の学生も応募できますか?
A2-6

申請時から留学終了までの期間、本学に正規学生として在籍していれば応募できます。

留学決定から渡航まで

Q3-1正式に留学決定後、お茶の水女子大学ではどのような手続きを行いますか?
A3-1
  • 派遣先大学への手続き
    派遣先大学から受け入れ許可書に併せて、交換留学生向けの情報を収めた資料パッケージ(ビザ、保険、寮の申し込み等)がセンター宛て、もしくは個人に届きます。派遣先大学から直接書類等が届いた場合は、必ずセンターに報告してください。
  • お茶の水女子大学での手続き
    留学中に修得した単位を帰国後認定してもらうためには、留学前に所属する学部学科、研究科担当者、指導教員と十分相談しておく必要があります。手続きは所属する学部学科、研究科により異なります。各自で責任をもって進めてください。
Q3-2渡航の準備はどのようなものがありますか?
A3-2

渡航に際して注意したいことは以下7点です。

  • 海外旅行保険への加入
    派遣先大学によっては現地の健康保険や医療保険への加入が義務付けられていることがあります。
  • パスポート
    すでにパスポートを取得していても有効期間が留学期間をカバーしているか確認してください。
  • ビザ
    領事館で発行される査証(ビザ)を取得してください。申請方法は各国の在日大使館・領事館等で確認してください。ビザ発行までの手続きに日数がかかる場合もあります。余裕をもって申請をしてください。
  • 海外留学期間中の「お金の管理」
    ・外貨
    多額の現金を持ち歩くのは安全面であまりよくないので最小限必要な金額にしましょう。
    ・現地の銀行口座を開設する
    現地の銀行で口座開設をすればキャッシュカードによるお金の管理が低コストで管理できます。
    ・インターナショナルカード
    VISA Internationalが運営するPLUSやMasterCardが運営するCirrusのマークがある国際キャッシュカードで海外ATM(ただし、自分の持っているカードの提携会社マークがついたATM)から現地の通貨を直接引き出すことができます。
  • パスポート、ビザ、保険契約番号、航空券、クレジットカード等のコピーおよび緊急連絡先リストの作成
    貴重品の紛失、盗難、緊急時に備えて、大使館・現地警察・クレジットカード会社・航空券手配会社・保険会社・大学緊急連絡先のリストを作成しましょう。
  • 緊急連絡先の届け出(グローバル教育センター宛て)
  • 留学先の治安状況等の収集
    出発前はもちろん、留学中も各自で留学先地域の治安情勢、保健情報等の情報収集を行ってください。
    ・外務省海外安全ホームページ
    http://www.anzen.mofa.go.jp/
    ・在留邦人向け安全の手引き
    http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/
    ・厚生労働省(感染症情報)
    http://www.forth.go.jp/
    ・世界保健機構(WHO)
    http://www.who.int/en/
    ・米国疾病対策センター
    http://hica.jp/cdcguideline/
    ・オーストラリア外務貿易省
    http://www.smartraveller.gov.au/

現地での生活・学習について

Q4-1授業についていけない、日本に帰りたいなど不安や悩みを誰に相談したらよいでしょうか?
A4-1

留学先での授業等に関する問題は基本的に派遣先大学の事情を最もよく把握する留学生担当者に相談して解決できれば理想ですが、その上で新たに問題が生じた場合や、大学を通して調整する必要がある場合は、できるだけ早い段階でグローバル教育センターに連絡をしてください。その他、不安や悩みがある場合もグローバル教育センターに相談してください。
*留学先での授業については、対策は予習復習をしっかりすることが必要です。また、派遣先大学付属のランゲージセンターでエッセイの書き方、レクチャーノートティキングの取り方などを指導してくれるところもあります。自分のできる範囲で努力をし、主体的に行動してみましょう。

Q4-2留学継続が困難になった時、途中で帰国することはできますか?
A4-2

交換留学は大学間交流協定に基づく学生派遣ですので大学の代表としての自覚のもと、途中帰国はなるべくさけていただきたいと考えています。(短期の一時帰国は支障ありません)ただし、留学を継続できないやむを得ない事情がある場合、継続を強制はしません。その場合、派遣先大学およびグローバル教育センターまで必ず連絡して、指示に従ってください。

Q4-3滞在の延長はできますか?
A4-3

留学期間は協定で最大1年と決められていますので、それ以上の期間については交換留学生としての滞在は認められません。

Q4-4滞在先はホームスティか寮を好きなように選ぶことができますか?
A4-4

多くの協定校では、大学の寮などの提供があります。定員などの関係で寮に入れない場合も、大学側から住居の斡旋があり、原則として大学が定めた滞在方法に従ってもらう必要があります。自己の都合でホームスティ先や民間アパートに住む場合、契約等すべて自己責任となりますのでご注意ください。

Q4-5留学費用はどの程度ですか?
A4-5

交換留学の場合、交換留学協定により派遣先大学の学費が免除されます(一部例外)。学費以外に必要な留学費用はおよそ100~150万円(国や地域によって異なる)になる見込みです。

帰国後に関して

Q5-1帰国後に果たさなければならない義務はありますか?
A5-1

帰国報告書および留学についてのアンケートを提出していただくこと、全学対象の帰国報告会でのプレゼンテーションは必ず行っていただきます。帰国報告は帰国報告書として冊子にするほか、グローバル教育センターのHPにアップして留学の成果を広く周知しています。このほか留学希望者を対象にした情報提供(体験談を話す、メール等での相談・アドバイスなど)へのご協力をお願いすることがあります。

Q5-2派遣先大学で修得した単位をお茶の水女子大学の単位として認めるための手続きは?
A5-2

単位認定には、①全学共通科目の「海外交換留学認定科目」として2~12単位を一括して申請する、または②留学先で履修する科目のうち、本学で互換できるものを個別に申請する、の2通りの方法があります。いずれの場合も、以下の手続きが必要です。詳しくは教務チームに問い合わせてください。

  • 出発前に各自で本学に互換性のある科目が派遣先大学にあるかどうかを、所属する学科の指導教員に確認
  • 派遣先で単位修得
  • 帰国後、成績証明書・当該科目のシラバスの和訳・単位認定願を教務チームに提出
  • 3の書類が教授会で審議にかけられ、単位認定の可否が決定

<単位認定に必要な資料>

・成績証明書
・シラバス(講義要項・コースガイド)
・その他単位認定の参考となるような書類

就職活動について

Q6-1留学は就職活動にどのように影響する?
A6-1

留学によって就職が楽になったり逆に不利になることもありません。要は留学中にどのようなことにチャレンジをして何を学んだのか、その「経験」を自己分析・自己アピールすることが大切です。留学中も就職活動をすることは可能ですし(海外キャリアフォーラムに参加等)、帰国後の留学生対象の秋採用にも応募することが可能です。通年採用をする企業も増えています。面接等の予約も企業との交渉次第で柔軟に対応してくれます。

Q6-2留学中は就職情報をどのように収集したらよいか?
A6-2

帰国後すぐに就職活動を始められるよう留学中から情報収集を行いましょう。海外大生のための就職活動情報サイトに登録をしておくと海外でのキャリアフォーラム開催の情報や海外大生積極採用の企業情報も得られます。

海外大生就職活動情報サイト:

・CFN-キャリアフォーラムネット
http://www.careerforum.net/
・リクナビ海外大生
http://job.rikunabi.com/kaigai/
・マイナビ国際派就職
http://global.mynavi.jp/

Q6-3留学中でもアルバイトやインターンシップをしたほうが良い?
A6-3

帰国後の就職活動のことを考えて履歴書に書ける留学だけをするのはあまりおすすめはしませんが、滞在先でより積極的に動くのであればボランティアやインターンシップ、興味のある企業の海外支社を訪問してみるのも良いかもしれません。