SHOKUIKU

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SHOKUIKUステーション（栄養教諭）　：伊能由美子

１.本大学での学生に対する指導

　本大学の学生を対象に、栄養教諭教育実習記録、および栄養教諭教育実習要領作成における、資料
作成や実習の事前指導を行った。今後は、実習内容（指導案・媒体作成等）の指導や事後指導も行う
予定である。

２.「食育シンポジウム」

平成19年９月に実施した「お茶大食育シンポジウムと展示会」では、学生食育ボランティア「Ochas」
による食育媒体の展示と紙芝居の内容に対してアドバイスを行った。メンバーに着ぐるみ（カンガルー
）の着用を提案したが、これが特に子ども連れの参加者の興味をひくものとなり、好評を博した。

３.附属小学校での教科との連携

　平成19年度は、文部科学省研究開発指定校研究発表会の研究課題「協働
して学びを生み出す子どもを育てる」２年「なかま学習指導案」単元「ひび
く　冬博　2008」との関連授業で、“冬のたべもの”をテーマとしてとり
上げた。冬の代表的な家庭料理である「鍋」の研究を中心に、体を温める食
べ物や冷やす食べ物などについても学習した。　

４．附属幼稚園・小学校保護者を対象としたお弁当講習会

保護者の関心が高いお弁当づくりについての講習会を実施した（附属幼稚
園保護者を対象に2回、同小学校保護者を対象に1回）。お弁当作りの基本
や子どもの発達段階に応じた関わり方といった内容に加え、ウィンナーやた
まごの飾り切りなど、手軽にかわいらしいお弁当をつくるための具体的な方
法を、実演しながら指導した。またお弁当に適したおかずのレシピ集も配布
し、好評を得た。

５.「栄養相談室」開設

近年の児童・生徒を取り巻く生活環境・食環境の変化に伴い、健康状態や栄養状態も多様化かつ複雑
化している。肥満傾向や、偏食等を原因とする生活習慣病の若年化も指摘されている。また、食物アレ
ルギーを持つ児童生徒も増加傾向にあり、食に関する様々な問題を有する児童・生徒や保護者の個別の
事情に応じた対応が求められている。そこでSHOKUIKUステーションでは、栄養相談を受け付けている。幼稚
園から高校までの附属学校児童・生徒の保護者に加え、中学校・高校の生徒本人からの相談にも応じている。これまで
に多かった内容は、子どもの偏食やアレルギーに関する保護者からの相談であった。

１．附属学校園の保護者に向けた食育講演会　

日時　：2007年7月21日
テーマ：「賢い油の選び方」　　　　
演者　：藤原　葉子
主催　：附属高等学校PTA　　　　
参加者：保護者　約30名程度

２．社会に向けた食育講演会　　

① 日時　：2007年8月22日
　テーマ：「昨今の食育事情と家庭での取り組み　－食育の基本はコミュニケーション－」
　演者　：松島　悦子
　主催　：川口市食生活改善推進協議会、東京ガス㈱　
　参加者：川口市食生活改善推進協議会会員　　100名

② 日時　：2007年9月20日
　　テーマ：「家庭での食育－コミュニケーションに注目して」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：文京区立第7中学校PTA
　　参加者：保護者、教員、校医　約30名

③ 日時　：2007年9月21日　　　　　　　　　
　　テーマ：「家庭での食育は家族みんなの食の自立から
　　　　　　　　　　　　　　　　－コミュニケーションに注目して」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：お茶の水女子大学　食育シンポジウム
　　参加者：一般、学内（教員、学生）　約200名

④ 日時　：2007年10月4日
　　テーマ：「家庭での食育～家族のコミュニケーションに注目して～」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：私立樹徳中学校
　　参加者：中学校生徒、保護者、教員、附属幼稚園保護者　約300名　　　

⑤ 日時　：2008年1月24日
　　テーマ：「家庭での食育とコミュニケーション」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：渋谷区職員セミナー
　　参加者：保育士　約40名

⑥ 日時　：2007年10月6日【1期】、2008年1月19日【2期】
　　テーマ：「魚と食育」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：日本おさかなマイスター協会、おさかなマイスター講座（第1期、第2期）
　　参加者：受講者　80名（各40名）

⑦ 日時　：2008年2月5日
　　テーマ：「団塊世代のためのライフスタイル講座Ⅳ（家事・家族編）」
　　演者　：松島　悦子
　　主催　：東京高齢期雇用就業支援センターセミナー
　　参加者：セミナー受講者（団塊世代の男女）