HOME 事業概要 実施体制 調査結果 お問合せ

ページの本文です。

趣旨・目的

 女性活躍・男女共同参画の重点方針2023(女性版骨太2023)では、「児童生徒の固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込みを解消するための取組や、幼児期からも同様に、固定的な性別役割分担意識等を植え付けることなく、女子の理工系分野での活躍など将来のあらゆる選択肢について自由な希望を抱くことができるようにするための教育環境の整備に資する取組を行う。」とされています。

 幼児教育施設における具体的な教育実践や、保育者の意識に関して、ジェンダーの視点からの研究はこれまでも蓄積されていますが、現在の時点での幼児教育におけるジェンダーバイアスの調査や課題についての体系的な整理はなされていません。そこで本研究では、日本における幼児教育を対象として固定的な性別役割分担意識やアンコンシャスバイアスの現状とその課題に関する調査研究を行い、保育者の教育実践におけるジェンダー規範意識の現状および具体的な保育の実態や実践に焦点を当て、現状と課題を明らかにするとともに、ジェンダー規範意識の傾向が具体的な保育の実践の特徴とどのように関連しているかについても分析し、養成課程や研修等に活用する教材開発のための基礎資料作成に繋げることを目的としています。

幼児期における固定的な性別役割分担意識及びアンコンシャスバイアス形成に関する調査研究