HOME SECとは スタッフ プロジェクト 終了プロジェクト 交通案内・お問合せ

ページの本文です。

大学発教育支援コンソーシアム

2016年9月9日更新

お茶の水女子大学における平成23年度の活動

1.理系社会人の小・中学校理科教育現場への派遣システムの構築と実施

主婦や企業人が小学校・中学校の教員と緊密に連携して理科教育を改善できるように、社会人の再教育を行います。

■理科支援員コース開講予定

平成23年度は、小学校の理科授業を支援する人材を養成するための「理科支援員コース」を開講します。 【詳細はこちら】 

2.科目間連携を考慮した教員研修(小中向け)

小中学校現職教員の観察・実験力を養成するために科目間連携について意識したコンテンツを開発し、教員研修を実施します。

3.ウニのポケット飼育法・教員研修(中高向け)

お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターにて、生きたウニ胚の発生過程を身近に観察できるウニのポケット飼育法・教員研修を実施し、教育現場での実践を支援します。

理科のみならず生命を尊ぶ姿勢をも育てるカリキュラムを、平成20年度・21年度に引き続き改良・実施し、より多くの高校にて成功実績を積み上げます。

大学発教育支援コンソーシアム機構

 

 

【大学発教育支援コンソーシアムとは】

大学発教育支援コンソーシアム」は、教育再生会議(平成18年10月~20年1月)において提案された新しい枠組みである。 知の爆発的な増大を背景に、大学が教育委員会や学校などと連携して、先端知をいかした「教育内容の継続的な更新」と、多様性と専門性を備えた教員の養成や、最先端の知を教員が学び続けることのできる仕組みづくりを通した「教員の質の向上」の点で、初等中等教育の改善に取り組む。

その具体的な仕組みとして、東京大学、お茶の水女子大学、早稲田大学、名古屋大学、京都大学(および京都市教育員会)の5つの大学が参加した全国規模のネットワークが平成20年に発足した。 以下は、大学発教育支援コンソーシアム(以下、本コンソーシアム)の行動宣言である。

 大学発教育支援コンソーシアム行動宣言

 

小中高等学校の学校現場における学力問題をはじめとする様々な課題は、新たな知を創造し、それを担う人材を輩出するという大学の役割にも影響し、ひいては、人材立国としての我が国の存在基盤をも脅かしている。この解決のためには、学校現場における先端の知や社会変化を反映した新しい教育内容とそれを教えられる多様性と専門性を備えた教員集団の構築が不可欠である。そのため、総合大学をはじめ様々な主体が連携し、教育課題の解決に総合的に取り組み、新しい理想の教育を実現するシステムとして、ここに、大学発教育支援コンソーシアムを発足し、以下の行動に取り組むことを宣言する。

1. 多様な教員養成の仕組みと高度かつ継続的な研修を提供する

短期集中型など多様な免許取得のためのコースを提供し、教員集団の多様化を図るとともに、構造化された先端の知や社会変化を反映した研修を実施し、教育の専門性の向上を支援する。

2. 大学の知により教育内容の変化をリードし、教科内容の縦と横を連携する

常に既存の教科・配当学年にこだわらず、小学校から最先端科学までも見通せるように教科内容の縦と横を連携し、IT技術を活用した教材開発を進める。

3. 大学を核としたネットワークのネットワーク(NNs)として、成果を共有・発信する
   *NNs=Network of Networks

大学を核とした、地域のネットワークを束ねるネットワークとして、様々な課題の解決に向けた多様かつ先進的な取組を可視化して共有し、試行と効果の検証に取り組む。企業・行政・NPO法人等の参画も得て、社会総がかりで学校教育を改善する。

 

平成20年7月12日

京都市長 門川 大作
早稲田大学 総長 白井 克彦
東京大学 総長 小宮山 宏
お茶の水女子大学 学長 郷 通子
名古屋大学 総長 平野 眞一
京都大学 総長 尾池 和夫

 

【平成23年度理科支援員コース】

目的

・本コースでは、小学校の理科授業を支援する人材「理科支援員」の養成および研修を行います。

 

特色

・本講座を受講し、別途検定試験を受験され合格された方には、お茶の水女子大学より認定証を発行します。

なお、検定は「公開講座~理科教育支援者養成プログラム~」にて行います。 【検定についてはこちら】

 

実施要項

・日 時
第1回 : 終了しました。 【第1回の様子はこちら】
第2回 : 終了しました。
第3回 : 終了しました。
・講座内容
第3回
7月 4日(月) / 学校リテラシー
(学習指導案の読み方等)
7月11日(月) / 小学校理科実験
(エネルギー・粒子領域の内容等)
7月15日(金) / 小学校理科実験
(生命・地球領域の内容等)
・講 師 お茶の水女子大学講師
・開催場所 お茶の水女子大学
・募集人員 1回につき 10名
・講習料 無料
・申込期限
平成23年度理科支援員コース(第3回講習)
(7月4日(月)・11日(月)・15日開催(金) )
終了しました

 

研修内容

  1. 学校リテラシー

    よりよい理科の授業実現に向けて、教員との効果的な連携方法やそれに必要なコミュニケーション方法などを学びます。

  2. 小学校理科実験

    小学校理科の教科書に記載されているエネルギー・粒子・生命・地球等の単元について、効果的な支援方法などを踏まえ学習します。

 

お申し込み方法

「申込書」に必要事項をすべてご記入いただき、メールにてお申し込みください。

■申込書は こちら

申込書に必要事項を明記し、件名を「理科支援員コース申し込み(氏名)」とご記入の上、次のアドレスにご連絡下さい。

Mail:rika@cc.ocha.ac.jp

折り返し、受領確認のメールをお送りします。

注意: 携帯メールでは、文書の添付ができませんので、必ずパソコンのメールに添付のうえご連絡ください。(メール本文に貼り付けしますと文字化けすることがあります。)

 

申込期限

平成23年度理科支援員コース(第3回講習)
(7月4日・11日・15日開催)
終了しました

 

お問い合わせ

お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター
■住所 〒112-8601 東京都文京区大塚2-1-1
■TEL 03-5978-5523
■E-mail rika@cc.ocha.ac.jp

【平成22年度活動報告(小中向け)】

第1回 理科支援員コース(講習) 実施の様子

平成22年12月2日(木)・9日(木)・16日(木)の日程で、第1回理科支援員コースの講習を行いました。定員を大幅に超える申込みがあり、抽選で選ばれた27名の受講者が、3日間(1日に90分間×3コマ)にわたり、理科支援員として必要なスキルを学びました。

研修科目は、「理科実験」と「学校リテラシー」です。

「理科実験」では、小学校理科の教科書に記載されている電気、水溶液、植物、天体等の単元について、効果的な支援方法などを踏まえ学習します。

「学校リテラシー」では、よりよい理科の授業実現に向けて、教員との効果的な連携方法やそれに必要なコミュニケーション方法などを学びます。

以下に、実施の様子をご紹介いたします。

 

■第1日目 -理科実験(エネルギー・粒子領域の内容等)-

1日目は、最初に理科の授業にかかわる安全管理について確認しました。そして、新しい学習指導要領で理科の内容の柱として設けられた「エネルギー」「粒子」の領域について、水溶液、振り子、てこ、電気などのテーマごとに、授業を進めました。もちろん、新しい学習指導要領で追加された内容も扱います。広い範囲に対応できる理科支援員として必要なスキルを身につけました。

 

~参加者の声~(アンケートより抜粋)

  • 学校で授業を行う時にどういう点に注意しなければならないかわかりました。(70代)
  • 実際に支援に入った時に迷う点(手順等)を確認することができ、児童への声掛けの仕方も大変参考になりました。(40代)
  • 支援としてのポイントや小学校の実験室での様子がイメージできました。(40代)
  • 自ら手を動かすことで、子どもがどのような行動を起こすかの予測もある程度できることが分かりました。(30代)

 

 

■第2日目 -理科実験(生命・地球領域の内容等)-

2日目は、新しい学習指導要領で理科の内容の柱として設けられた「生命」「地球」の領域について、植物、季節と生き物、からだのつくり、地球、天体など、広い範囲を学びました。大学キャンパス内で入手できる葉を脱色しヨウ素デンプン反応を見たり、水中の小さな生物を採取し顕微鏡を用いて観察したりしました。受講者自身も理科のおもしろさを再認識しつつ、理科支援員として必要なスキルを身につけました。

 

~参加者の声~(アンケートより抜粋)

  • 失敗しやすい例や成功例を教えていただいたり、またグループですすめることで上手なひとの結果を見たり、参考になりました。(30代)
  • 基本的なことをおろそかにしがちでしたが、このような講義を受けて、改めて基礎基本が大切であることに気付きました。(60代)
  • 野外で実際に採取したことと、その際のポイントも講義で教えていただけたことがよかったです。(30代)

 

 

■第3日目 -学校リテラシー-

最終日は、理科支援員制度、教員や児童とのコミュニケーション、理科室の整備や学習指導案の読み方など、小学校における理科教育支援にかかわる様々な内容を取り上げ、講義やディスカッション形式に加え実習も取り入れた授業を行いました。活発な意見交換も行われ、理科教育の現状と効果的な支援方法について、理解を深めました。

 

~参加者の声~(アンケートより抜粋)

  • 実際の理科支援員の仕事現場だけでは学べない、より深い内容を学べました。(30代)
  • 学校現場での自分のアクションの取り方についてよく理解できました。(50代)
  • 指導案や事前準備の具体例など、大変役に立つ内容でした。(40代)

 

↑top

【平成20年度活動報告(小中向け)】

平成20年度活動報告
小学校教員研修プログラム開発および研修の実施

平成20年度は小学校教員研修プログラムとして「電気」テーマの開発、及び研修を実施しました。

電気テーマ研修の目的は、電気の理論・仕組みを根本から理解してもらうことです。本研修で紹介した電気の理論・仕組みは小学校を超える内容(中高レベル)のため、授業で教えることはありません。しかし、教員が電気の本質的な理解を得ることで、授業内で的確な指導が出来るようになり、児童の理解度が高まると考えられます。

 

研修プログラムの内容

以下、電気テーマ研修プログラムの内容です。

電気をテーマにした教員研修プログラム

概 要

1.目的 小学校教員が体験的に電気を理解できるプログラムの開発および実施
2.対象 小学校教員
3.開発 ・お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター
・東京都北区立滝野川小学校
4.内容 1)4年生の内容
2)6年生の内容(詳細は「5.プログラム」参照)
5.プログラム 1)あいさつ(5分)
2)小中学校の電気の学習内容と関連の説明(5分)
3)4年生の内容(20分)
  a.電池が電流を流す仕組み(10分)
  b.直列と並列のちがい(10分)
4)6年生の内容(50分)
  a.ニクロム線の抵抗と発熱(20分)
  b.手回し発電器(15分)
  c.エネルギー変換(熱、光、電気、運動、音)(15分)(10分)
  * 音=電子オルゴール
5)ふりかえり(10分)

 

研修の様子

scpicture01.jpg

写真 1

グループでの話し合いの後、黒板で電気の動きを説明する参加者(教員)の様子。実際に電気の動きを、自分の手で動かすことで、理解が深まり、直列と並列による電池寿命の違いについて理解しました。

scpicture02.jpg

写真 2

実験で使用した器材。手回し発電機や、ニクロム線など、新学習指導要領で新たに6年生に入ってくる単元に関する道具や素材を中心に体験をしたり仕組みを考えてもらったりしました。

scpicture03.jpg

写真 3

ニクロム線の抵抗と発熱の仕組みを劇形式で説明。参加者にニクロム線内の「抵抗」役と「電気」役になってもらいました。「電気」が、ニクロム線内の「抵抗」にぶつかると、「抵抗」はブルブルと震えます。楽しみながら、抵抗と発熱の仕組みを学んでもらいました。

scpicture04.jpg

写真 4

ニクロム線の長さ、太さで抵抗が変わることを実験してもらいました。抵抗の大小に合わせて、電球の明るさが大きく変わることに、各グループからは驚きの声が聞かれました。

 

お茶の水女子大学
サイエンス&エデュケーションセンター

 

【平成20年度活動報告(中高向け)】

平成20年度活動報告
ウニの発生実験を活用した理科教員の支援

ウニは受精が容易で、短期間でダイナミックに発生することから観察実験に最適です。お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターでは、教員研修・高校実習を通してその実験方法を紹介するとともに、材料も提供しながら教育現場での取り組みを支援しています。特に飼育の難しい幼生から稚ウニまでは、生徒のポケットに入る小さな容器で飼育し、登下校時に持ち運ぶことで飼育に必要な海水の攪拌を実現するポケット飼育を紹介しています。

平成20年度は、インターネットや文書で関東の高校から参加を募集し、応募のあった14校を支援しました。対面もしくはメール等による事前指導ののち、ウニや海水の提供と飼育器具の貸与により各高校で実験を開始しました。稚ウニまでの発生実験への参加生徒は総計1782 名、うちポケット飼育を体験したのは847名でした。

~ 平成20年度に参加された高校の先生方からよせられた感想 ~

  • 内容的には比較的暗記ものとされる「発生」の分野だが、教科書など書物で覚えるのではなく、本物を通して、発見と疑問が繰り返され、研究の楽しさを生徒も教師も体験できた。
  • ポケット飼育でウニを持ち歩くことで愛着がわき、実験実習という意識以上にウニに対して興味をもった。
  • 通常は発生が寸断されこの先が本当に成体の姿のウニになるのだろうかという腑に落ちない部分を残していたが、今年は6腕、8腕そして稚ウニまで見ることができたことでウニの全生涯の発生の進行の連続性が納得できた。
  • 生命に対する驚き(生物ってとても不思議と感じる心)、生き物に対する愛着・興味関心の高まりを生徒にもたらした。「発生」にたいする親近感を高めてくれ、生徒の学習の良い動機づけとなった。

平成21年度も同様の取り組みを行います。10月以降に当センターのHPにて募集をお知らせいたします。

 

お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター ホームページ

 

参考写真

 

受精卵
jyuseiran.jpg
 
プルテウス幼生の成長
4腕、6腕
yonwan.jpg
rokuwan.jpg
8腕初期、8腕後期
hachiwan1.jpg
hachiwan2.jpg
幼生内につくられる成体の骨格、稚ウニ
seitaispic.jpg
chiuni.jpg
高校での取り組み風景
jyugyou.jpg
shiiku.jpg

平成20年度活動報告(小中向け)】

平成20年度活動報告
小学校教員研修プログラム開発および研修の実施

平成20年度は小学校教員研修プログラムとして「電気」テーマの開発、及び研修を実施しました。

電気テーマ研修の目的は、電気の理論・仕組みを根本から理解してもらうことです。本研修で紹介した電気の理論・仕組みは小学校を超える内容(中高レベル)のため、授業で教えることはありません。しかし、教員が電気の本質的な理解を得ることで、授業内で的確な指導が出来るようになり、児童の理解度が高まると考えられます。

 

研修プログラムの内容

以下、電気テーマ研修プログラムの内容です。

電気をテーマにした教員研修プログラム

概 要

1.目的 小学校教員が体験的に電気を理解できるプログラムの開発および実施
2.対象 小学校教員
3.開発 ・お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター
・東京都北区立滝野川小学校
4.内容 1)4年生の内容
2)6年生の内容(詳細は「5.プログラム」参照)
5.プログラム 1)あいさつ(5分)
2)小中学校の電気の学習内容と関連の説明(5分)
3)4年生の内容(20分)
  a.電池が電流を流す仕組み(10分)
  b.直列と並列のちがい(10分)
4)6年生の内容(50分)
  a.ニクロム線の抵抗と発熱(20分)
  b.手回し発電器(15分)
  c.エネルギー変換(熱、光、電気、運動、音)(15分)(10分)
  * 音=電子オルゴール
5)ふりかえり(10分)

 

研修の様子

scpicture01.jpg

写真 1

グループでの話し合いの後、黒板で電気の動きを説明する参加者(教員)の様子。実際に電気の動きを、自分の手で動かすことで、理解が深まり、直列と並列による電池寿命の違いについて理解しました。

scpicture02.jpg

写真 2

実験で使用した器材。手回し発電機や、ニクロム線など、新学習指導要領で新たに6年生に入ってくる単元に関する道具や素材を中心に体験をしたり仕組みを考えてもらったりしました。

scpicture03.jpg

写真 3

ニクロム線の抵抗と発熱の仕組みを劇形式で説明。参加者にニクロム線内の「抵抗」役と「電気」役になってもらいました。「電気」が、ニクロム線内の「抵抗」にぶつかると、「抵抗」はブルブルと震えます。楽しみながら、抵抗と発熱の仕組みを学んでもらいました。

scpicture04.jpg

写真 4

ニクロム線の長さ、太さで抵抗が変わることを実験してもらいました。抵抗の大小に合わせて、電球の明るさが大きく変わることに、各グループからは驚きの声が聞かれました。

 

【理科観察・実験センターの整備】

地域の科学教育の拠点として、お茶の水女子大学内に備品倉庫を設立しました。東京都北区の公立小学校全38校へ優れた理科教材を配布するなど、事業の拠点として活用しました。

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加