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平成21年度 JICA地域別研修「中西部アフリカ幼児教育」が始まる

2009年9月28日更新

本学のグローバル協力センター(幼児教育協力部門)および人間発達教育研究センターが中心となって、JICA地域別研修「中西部アフリカ幼児教育」が、9月28日から本学で始まりました。  現在、サハラ砂漠以南地域は、5歳未満児の死亡率や栄養失調・疾病患率が非常に高く、早急に解決すべき問題となっており、国際社会においても、近年では、乳幼児期からの保護と教育を一体化させた総合的アプローチの重要性が認識され、幼児教育分野での途上国に対する支援体制が強化されてきました。しかし残念なことに、この地域では、各国政府の乳幼児開発に関する強いコミットメントや政策は示されておらず、専門的人材も圧倒的に不足しています。
サハラ以南アフリカにおいては、5歳未満児の死亡率や栄養失調・疾病患率が非常に高く、早急に解決すべき問題となっています。 国際社会においても、近年では、乳幼児期からの保護と教育を一体化させた総合的アプローチの重要性が認識され、幼児教育分野での途上国に対する支援体制が強化されてきました。 しかし、サハラ以南アフリカでは、乳幼児の保護や教育に関する専門的人材は不足しているのが現状です。

そこでこの研修では、アフリカ地域の人材育成に資するべく、日本の幼児教育や保育、幼児に対する支援について、その制度・政策、保育内容・保育方法、人材育成、評価などに関して、 講義や視察、ワークショップを実施しました。これらを通じて幼児支援に関する研修員の知識や技能を向上させることを目標にしました。研修後のアンケートでは、研修で掲げた6つの単元目標 (① 所属組織での問題点の発見・整理、② ECD[Early Childhood Development]の概念・内容・動向、③ 幼児教育における格差問題とその是正策、 ④ 子どもの発達に応じた適切な保育内容・保育方法・教材作成、⑤ 教員養成・研修のシステム、⑥ 幼児教育における評価)についていずれも高い達成度が示され、 満足度も高くたいへん好評でした。研修最終日には、各研修員から帰国後のアクションプランが発表されました。研修員は帰国後、このアクションプランに基づき、日本での研修の成果を自国で活用していくことになります。

グローバル協力センター

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