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2010年度JICA青年研修「アフガニスタン・女子教育」の実施

2011年1月26日更新

お茶の水女子大学は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受け、五女子大学コンソーシアム(加盟大学:お茶の水女子大学、津田塾大学、東京女子大学、奈良女子大学、日本女子大学)の枠組みで、グローバル協力センターが中心となり、2011年1月14日(金曜日)~1月26日(水曜日)にアフガニスタンから19名の女性教員の研修を実施しました。五女子大学コンソーシアムによる研修生受け入れは8年目となり、約120名の研修生を送り出してきました。
アフガニスタンにおいては、歴史的、社会的、文化的、経済的理由から女子の初等教育の就学率は男性と比べて非常に低い状況です。女子の教育事情を改善するためには、女子教育や女性教員に配慮し、男性も女性もが学びあえる魅力のある学校を作り出すことが必要とされています。

そこで本研修事業では、アフガニスタンの女性教員の質の向上と魅力ある学校づくりを促進するため、女子教育の重要性と教授法を学び、日本の戦後復興や男女共同参画についての理解を深め、アフガニスタンの復興のビジョンの構築を支援する研修内容となっています。今年は特に、日本の教育現場における「教材研究」「教授法」に関する授業視察を数多く取り入たり、アフガニスタン復興支援シンポジウム等(別HPページ参照)同じ世代が「平和」や「復興支援」について考え、意見を述べあうための青年や学生との交流の場づくりを重視しました。研修生の終了時のアンケートでは、日本の文化や教育現場に刺激を受け、満足度が高い研修と評価されました。最終日に、研修員からは、「学んだことをもとに、日本で得た経験を他の教育従事者に伝授し、教員全員で教育改善に貢献されるようにしたい」とのメッセージが伝えられました。研修員各々が、研修を通じ、問題意識を具体化し、アクションプランを構築する機会となったようです。
今後も本学は、本事業の関わりから得た経験を活かしつつ、国際協力活動を推進していきたいと考えております。

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