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「共に生きる」スタディグループ女子大合宿(主催:お茶の水女子大学)

2011年9月3日更新

2011年9月1日(木曜日)~3日(土曜日)の2泊3日間、国立オリンピック記念青少年センターにて、「共に生きる」スタディグループ女子大合宿が開催されました。関東・関西の5女子大学(お茶の水女子大学、甲南女子大学、神戸女学院大学、同志社女子大学、奈良女子大学)から計33名(うち本学から13名)が参加しました。

本勉強会の目的は、平和構築や国際協力の専門家による講義、関西、関東の女子大学生の交流を通じ、専門学生を超えて学生が知見を共有し、意見を交換することで、「共に生きる」社会実現に向けた具体的なアクションプラン作りを行うことです。

一日目は、オリエンテーション、自己紹介に続き、本学の浜野先生による「国際協力入門―教育支援を中心に」の講義が行われました。国際協力や平和構築活動の基礎となる援助の仕組みや教育支援の潮流に関するお話に、参加者は熱心に聞き入っていました。その後、2つのグループに分かれて、国連機関(UNHCR協会)、国際NGO(ピースウィンズ・ジャパン)を訪問しました。平和構築支援の最前線で働く女性から、現場の話を聞き、刺激を受けた学生が多かったようです。また夜には、本学の榊原先生より、ご自身の国際協力への関わりの原体験に触れられた「開発途上国への女性・子どもへの支援」の講義が行われました。講義やお話のあとには、学生からのたくさんの質問が投げかけられました。

二日目は、難民支援協会スタッフによる「日本社会における外国人・難民支援、東日本大震災支援」についての講義がありました。ゲームやシミュレーションを交えた講義に、遠い問題だと感じていた難民問題が身近にあること、自分のまわりからできるアクションがあることを学びました。また、JICA地球の広場も訪問し、青年海外協力隊OBのお話を聞いたり、地球のひろば特別展「世界は広がっている:今こそ考えよう、世界と日本の関係」を視察しました。夕方からは、「教育支援」「国際社会の支援の仕組み」「難民支援」「東日本大震災支援」の4つのテーマを設定し、参加者が講義や視察を通じて最も関心を持ったグループに参加して、大学や大学間のネットワークでできるアクションプランについて夜遅くまで話し合いました。

最終日は、前日に行ったグループワークの発表を行いました。各グループからは、勉強会、映画祭、世界のランチフェステバルの開催等、具体的で意欲的な活動プランが発表されました。また各発表の後には学生同士の活発な意見交換が飛び交い、参加者が3日間「共に生きる」社会の実現に向けて深く掘り下げて考えた真剣な姿勢が現れていました。今後は、メーリングリスト等を通じて、プランを詳細に詰め、さらなる参加者を募り、大学間のネットワークによる、学生の継続した活動に発展していくことが期待されます。

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