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「共に生きる」スタディグループ:映画「カンタ!ティモール」上映会の実施

2012年7月2日更新

 2012年7月2日、「共に生きる」スタディグループで2011年から東ティモールに関する勉強会を実施しているメンバー有志の企画によるドキュメンタリー映画「カンタ!ティモール(うたえ!ティモール)」(広田奈津子監督作品)の上映会を実施しました。当日は学内メールやFacebook、チラシによる呼びかけに応じて17人が参加しました。
 東ティモールは今年5月に独立10周年を迎えた東南アジアの小国です。日本ではあまり注目されてこなかった東ティモールですが、映画はポルトガルによる植民地支配、第二次世界大戦中の日本軍による占領、その後のインドネシアによる占領・併合と独立運動への弾圧という東ティモールが辿った過酷な歴史を取り上げつつ、そこに住む人々の考え、慣習、信仰を美しい風景の映像と歌を交えていきいきと紹介しています。これまで東ティモールのことを知らなかった人にとってもこの国の歴史と人々を理解し、「共に生きる」ことについて考える機会を提供することができました。
 当日は、東ティモール産のフェアトレード・コーヒーの「ピース・コーヒー」が参加者に提供されました。また、上映後には独立直後から東ティモールの支援活動に携わっておられるグローバル協力センターの桑名恵先生から現地の和解と復興を目指す取り組みについてお話していただき参加者が交流する時間を設けました。
 今回の上映会は将来国際協力関係の仕事につきたいと考えているお茶大生にとって非常に有意義な会になりました。スタディグループではこれからも日本でできる「共に生きる」社会について考え行動する学内・学外イベントを企画していく予定です。

※フェアトレードとは:経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して、通常の国際市場価格よりも高く設定した価格で農産物や工芸品を取引し発展途上国の自立を促すことが目的で、取引価格以外にも、生産者の労働条件や環境にも配慮した取り組みが求められます。

「カンタ!ティモール」詳細はこちら

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