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宮城県山元町でのボランティア活動実施

2012年8月25日更新

「共に生きる」スタディグループの活動の一環で、2012年7月14日~16日、8月25日に宮城県山元町の仮設住宅で足湯、ハンドマッサージのボランティアを行いました。がん茶(がんばれ東日本!がんばれお茶大!というボランティアグループ)の活動の中で、ハンドマッサージを習う機会があり、今回はスタディグループと合同で活動を行いました。私は震災以来初めて被災地へ行きましたが、実際に被災地へ行くことで多くのことを学ぶことができました。足湯、ハンドマッサージを通して交流をした被災者の方々は、私たちをとても心よく迎えて下さいました。震災のことだけではなく、現在の生活についてもお話を伺うことができ、仮設住宅集会所の運営の仕方や集会所に集まる方が限られているなど様々な問題があるのだと気がつくことができました。また仮設住宅以外で生活している方への支援を行う必要があるということもわかりました。困難の中にありながらも、明るく前向きに生活している被災者の方々がとても印象的でした。7月、8月共に30名程度のみなさんに足湯、ハンドマッサージを受けて頂きました。被災者の方からは、とても気持ちが良かったと感想を頂き、みなさん笑顔で喜んでくださいました。このように被災者の方が喜んで下さったことが、私たちにとっても非常に嬉しいことでした。
ボランティアの合間には、津波の影響を大きくうけた沿岸部へ実際に行く機会もありました。震災から1年以上経過したにもかかわらず、未だにほとんど手がつけられない状態で残っている建物もあり、とても衝撃的でした。

このボランティア活動を通して、復興するまでにはまだまだ時間がかかるということを実感しました。そして、私たちは被災地で日々懸命に生活している人々がいるということを忘れてはいけないと強く感じました。実際に被災地へ行くボランティアの数は減っているようですが、継続してボランティアを行っていくことこそが重要なことだと思います。11月の徽音祭では、山元町のみなさんが作った手芸品の販売を行う予定です。このように身近なところからできることを見つけていくと共に、ボランティア活動を通して学んだことを周囲に伝える努力をしていきたいと思います。

現地で受け入れ頂いたADRA Japan、山元町復興応援センターの皆様、ありがとうございました。

(英語圏言語文化コース4年 末森 咲)

  • photo1ハンドマッサージの様子
  • photo2被災した学校の様子
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