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公開講演会「共に生きる~地球のステージ~」の実施

2012年7月18日更新

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桑山紀彦氏

2012年7月18日に、グローバル協力センター主催で、NPO法人「地球のステージ」代表理事 桑山紀彦氏を講師としてお招きし、公開講演会「共に生きる~地球のステージ~」を開催しました。本センターでは、2010年度から「グローバル社会における平和構築のための大学間ネットワークの創成」をテーマに、世界の困難な地域における女性や子どもの支援の研究と実践を行っており、その一環として本講演会を開催し、紛争や貧困地域の現状から、「共に生きる」社会の実現に向けて私たちにできる国際協力とは何かを考えました。

講師の桑山紀彦氏は現役の医師としてパレスチナや東ティモール、スリランカ等で医療支援活動に従事する一方で、ご自身のクリニックを宮城県名取市に構え、東日本大震災では自身も被災しながら24時間体制で被災者の診療にあたってこられました。

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東ティモールの人々について弾き語る桑山氏

本講演では「ケニア温暖化篇」で地球の裏側で起こっている温暖化の現状とマサイ族の伝統を守る姿や命に対する考え方、「スリランカ篇」ではインド洋大津波の被害を受けた人々の暮らしと日本人ボランティアの在り方、「東ティモール篇」では独立をめぐる紛争と暴力で傷ついた被災者へ寄り添うということ、「先生の青春時代篇」で自分との向き合い方などについて語りかけ、オリジナルの歌を演奏していただきました。東日本大震災でのご自身の経験と復興を目指して立ち上がる人々の姿を描いた「震災篇」を含めて内容は国際協力に留まらず、参加した各々が日々の生活を捉え直すよい契機となりました。

参加者は学内外から150名に及び、講演終了後には「とにかく感動した」「もっとたくさんの人に観てほしい」「国際協力の大切さを改めて感じた」「自分の夢を後押ししてくれる内容だった」等、たくさんの熱いメッセージが寄せられました。

ご多忙の中講演をお引き受けくださった桑山先生、ご参加をいただきました皆様に心より御礼を申し上げます。

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