センターについて センターの活動 SDGsの取組 刊行物 お問い合わせ・アクセス

ページの本文です。

スタディツアー実施報告(東ティモール)

2013年2月25日更新

photo1
東ティモール国立大学生とのフィールドワーク

「グローバル社会における平和構築」事業の一環として、2013年2月18日(月曜日)から25日(月曜日)まで、東ティモールで、学部生11名による国際調査を行いました。

参加者は事前に平和構築・衛生・食の3グループに分かれ、全体やテーマごとで文献や関連資料を用いた勉強会を行いました。また、2012年12月23日(日曜日)の大学間連携イベントに参加し、東ティモールのトイレ事情とこれからの衛生改善についての発表を行う機会を得て、他団体や他大の学生と意見交流することができました。

首都ディリでは、Belun、BaFuturu、FUNDEF等の現地NGO、UNICEF、コモロ村の役場や学校を訪問しました。Belunでは紛争予防のためのネットワークづくりについての話を聞き、教育支援を行うBa Futuruでは日本語学習する若者と交流しました。FUNDEFでは家庭内暴力予防や女性支援について具体例を交えながらお話していただきました。

photo2
エルメラ県レテフォホ郡小学校訪問

また、UNICEFでは衛生や言語教育などにおける活動や政策について、コモロ村では村長さんにこれからの村づくりについてお話を伺いました。今回、特に多くの参加者の印象に残った活動は、東ティモール国立大学の学生とのフィールドワークでした。上記3つのグループに分かれ、それぞれのテーマに関連のある施設を訪れたり、関心のあるテーマを現地の学生と議論したりするなど、共に歩き、語り合う貴重な時間となったようです。

エルメラ県レテフォホ郡では、ピースウィンズ・ジャパンと提携するコーヒー農家や近くの小学校、保健センターを訪問しました。農家訪問では、暮らしや収入の使い道、地方の教育などについてのお話を伺いました。首都とは違った暮らしや時間の流れ、大自然を感じることができたと思います。

昨年の同ツアーに比べると、訪問する団体の数は減りましたが、それぞれの訪問時間を増やし、夕方からは1日の振り返りと反省を行う時間としました。振り返りや議論を行うことで、次の日の調査をより充実させることができたと思います。

(文教育学部人間社会科学科グローバル文化学環2年 笠 智遥)

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加