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ベトナムスタディツアー実施報告

2013年9月7日更新

2013年9月1日から7日にかけて、ベトナムスタディツアーに参加しました。ベトナムへ行くのは今回が初めてでしたが、このスタディツアーで、経済成長により発展しているけれど、未だ開発途上国に位置づけられているベトナムの姿を見ることができました。さらに平和や医療、教育、福祉、またベトナムが抱える問題や日本とベトナムの相違点について、深く考える機会となりました。

私たちはこの一週間で、戦争博物館、孤児院、病院、幼稚園やストリートチルドレンのための保護施設を廻り、そこでの人々の様子を観察し、インタビューを行いました。3日目に、私のグループはバスを乗り継いで、HIVに感染した子供のための孤児院を訪れました。孤児院では0歳から17歳までの子供たちが生活し、学校が併設しているため、授業の様子を見ることができました。私たちは小学校に上がる前の子供たちとふれあう機会を得ることができたのですが、子供たちは本当に元気でパワフルで、日本の子供たちと全く変わらないと思いました。しかし、後に訪問した幼稚園の子供たちと比べると全体的に体が細く、また家族の面会は殆どなく、HIVに対する偏見はまだ深いことを知り切なく感じましたが、スタッフの方々からの、大きな愛情を感じることもできました。

実際に現地に行くことで、文献やメディアを通してでは決して感じられない、ベトナムの空気やそこに住む人々の生活を自分の目で見ることができ、ディスカッションを行うことで、新たに感じた問題点を共有し、ベトナムに対する理解を深めることができました。さらに、通訳をしてくれたホーチミン医科薬科大学の学生とも親交を深めることができました。

今回のスタディツアーで尽力してくださった、榊原先生、村松さん、駒田さん他、ベトナムでサポートをしてくださった方々、貴重な経験をありがとうございました。

(文教育学部人文科学科1年 君島 英恵)

  • photo2ホーチミン医科薬科大学生との交流会
  • photo3Green Bamboo Warm Shelterにて
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