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徽音祭で「共に生きる」スタディグループの有志による発表を行いました

2013年11月10日更新

2013年11月9日(土曜日)と10日(日曜日)に開催された徽音祭(学園祭)において、大学生協マルシェにて、「国際共生社会論実習」のパネル発表と、「共に生きる」スタディグループ有志の4団体による報告会並びに物販による活動紹介が行われました。

「AITワークショップ報告会」
AITワークショップは、本学博士前期課程院生のアジア工科大学大学院(Asian Institute of Technology)で実施されるワークショップへの参加及びフィールド調査の実施と、AIT大学院生の日本国内での研修及び本学院生との研究交流から成る、交換研修プログラムです。今年度は、テーマを本学からの参加者5名の修論テーマと関連付けて「Global Justice, Women’s Health, and Prostitution」としました。
今年はより多くの方にAITワークショップを知ってほしいという思いから、徽音祭で報告会を実施する運びとなりました。参加学生5名が企画・準備をし、マルシェ内のグローバル協力センターブースにて2日間に計4回、報告を行いました。
報告は、バンコクとチェンマイで実施したフィールド調査結果に重点を置いて行われました。一例として、タイにおけるセックスワーカーの支援、教育を行っているNGO団体EMPOWER(Education Means Protection Of Women Engaged in Recreation)での調査について報告を行いました。セックスワーカーが語学や性感染症予防などについて楽しく学べるよう工夫された施設をスライドで紹介し、セックスワーカーへのインタビュー調査では、調査者に対するプライバシーに配慮する必要があったことを報告しました。バンコクやチェンマイでの観光や、AIT学生との交流の様子もスライドで紹介し、会場は終始和やかな雰囲気でした。

(人間文化創成科学研究科博士前期課程1年 中村 千鶴)

「オークンチュラン報告会」
オークンチュランは内戦により多くの子どもたちが自己表現や想像力を養う機会が奪われてしまったことに心を痛め、情操教育を受けた想像力豊かな若者がカンボジアをつくっていけるような未来が来てほしいという願いからカンボジアの情操教育の普及を目指して活動している学生団体です。徽音祭の2日間、グローバル協力センターブースで今年の夏にカンボジアの小学校で行ったワークショップの報告をメンバーが実際に見てきて感じたことやカンボジアの伝統文化についての説明などを交えながら発表しました。ワークショップは友達同士で似顔絵を書いてプレゼントをするという内容のものを行いました。小学校6年生を対象に行ったのですが、皆とても真剣にそして楽しそうに取り組んでくれて嬉しかったです。このワークショップが、子どもたちが今後成長していく上で何らかのきっかけになれば、とオークン一同思っております。
徽音祭当日は2日間で10人ほどの方々が見に来て下さいました。その中には高校生もおり、発表を熱心に聞き発表が終わった後に、ワークショップをどのように計画し進めていったのか、またなぜワークショップを行おうと思ったのかなどたくさんの質問をしてくださったため私たち自身にとっても学びのある発表が2日間で出来ました。

(生活科学部人間生活学科1年 石神 友萌)

「東ティモールスタディグループ報告会」
徽音祭での東ティモールスタディグループの出展は昨年度に引き続き2度目でした。今年度はパネル展示や発表の他、初の試みとしてNPO法人LoRoSHIPとのコラボで、東ティモールのコーヒーやアクセサリー、小物なども販売しました。当初は不安もありましたが、当日は高校生からご年配の方まで様々な年齢層の皆様がブースに立ち寄り、商品を手にとりながら東ティモールの話を聞いて興味を持ってくださいました。私達にとっても、報告会よりもリラックスした雰囲気の中で、幅広い層の皆様に東ティモールについてお伝えでき、大変有意義でした。また、タイスというカラフルな伝統的織物やかわいい小物、澄んだ美しい海、心に響く音楽、おいしい食べ物など、女性を惹きつける要素が意外とたくさんある東ティモールの文化的な面を来場者の方に知っていただくため、「東ティモール×女子旅」と題した発表も行いました。来夏にはLoRoSHIPが実際にツアーを企画していますので、ご関心のある方はぜひ!

(文教育学部グローバル文化学環3年 丸山 栞)

「風の会報告」
特定非営利活動法人国際協力NGO風の会はカンボジアの教育支援をしている学生団体で、早稲田大学、お茶の水女子大学、明治大学等に在籍する大学生が活動しています。活動は大きく国内事業と国外事業の2つに分かれています。国外事業ではカンボジアの孤児院での英語・理科教育支援、学校建設および監査を行っています。国内事業では高校での国際理解の授業の実施や宮城県とカンボジアの中学校の姉妹校交流の橋渡しをしています。徽音祭ブースでは展示、物販を行い、約300人の方が来場して下さいました。

(生活科学部人間・環境科学科2年 小林 緑)

  • photo1AIT活動報告
  • photo2東ティモール活動報告
  • photo1「国際共生社会論実習」のパネル発表と、「共に生きる」スタディグループ有志団体の展示ブース。展示ブースでは物販を通じて活動の紹介を行った
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