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2018年2月26日更新
OCHANANはお茶大生「OCHA」が難民に(NAN)にアクションを起こすために2016年度からスタートした有志メンバーの団体です。今年度は新メンバーを含めた1、2年生の9人で、難民についてもっと知り、知ってもらうためには何をすべきか話し合いながら活動してきました。それぞれが何ができるか意見を出し合った結果、昨年度からのイブラ・ワ・ハイトの刺繍小物の販売に加え、映画鑑賞や講演会など新たな取り組みにもチャレンジしました。
イブラ・ワ・ハイトの商品の販売は徽音祭、1月の学内販売と2回行ないました。イブラ・ワ・ハイトとは、針と糸という意味で、シリアの女性が避難先で作った小物を販売することで自活支援につなげています。学生、教職員、学外の方など多くの方が、足を止め、刺繍小物やアクセサリーなどを購入して下さいました。買い物という身近なところから、シリアについて、難民について関心を持ってもらえていれば嬉しく思います。
映画は難民に関わる3本を鑑賞しました。どれも実際の紛争や難民を背景に創られた映画であり、紛争がもたらすものの残酷さや、様々な環境の中で生きる難民が抱える数々の困難について考えさせられました。鑑賞した映画はあらすじとともに個人の感想をまとめ徽音祭で掲示しました。
また、徽音祭ではシリア難民についてもっと知りたいという想いからイブラ・ワ・ハイト発起人の山崎やよいさんに徽音祭で講演をお願いしました。紛争が起こる前のシリアの様子やシリアの女性たちについてなど、シリアをもっと身近に、自分ごととして考えられるようなお話をして下さいました。
今年度の活動は、自分たちが難民問題をより深く考えられるようなものが多かったように思います。来年度も活動の幅を広げ、さらに発信していきたいです。OCHANANが活動するにあたってグローバル協力センター、イブラ・ワ・ハイトをはじめ、多くの方にご協力をいただきました。活動を支えて下さった皆さまに感謝致します。
(OCHANAN 文教育学部人間社会科学科2年 佐橋 ひなの)