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OCHANAN活動報告(2019年度)

2020年2月14日更新

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「共に生きる」スタディグループ説明会
における活動紹介

OCHANANは、お茶大生(OCHA)が難民(NAN)にアクションを起こすために2016年度からスタートした、有志メンバーのグループです。今年度は、実際の活動は限られましたが、難民について改めて学ぶことができた1年でした。

OCHANANでは毎年、刺繍小物の販売を通してシリアの女性たちに「針と糸」で収入の道を開く活動をされている、イブラワハイトさんのお手伝いをさせていただいています。今年は9月の梱包会に参加しました。梱包会では新作の小物が数多くみられ、シリアの女性たちの刺繍に対する意欲を感じました。実際に、作り手の方から頻繁に新しいモチーフや作品の提案がされており、難民キャンプを離れた後も刺繍を続けたいと活動している女性もいるそうです。彼女たちにとって、刺繍が生活の一部となっていることを感じました。その一方で人や機会の不足で、せっかく届いた作品を日本で捌けていないというお話も伺いました。3月には再度梱包会があり、新年度には学内販売を企画しています。私たちにできることを今後も続けていきたいです。

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イブラ・ワ・ハイトの商品

11月の徽音祭では、今年はメンバーの都合上出店はかないませんでしたが、難民についてのポスターを作成し、展示しました。近年国内では難民への関心が薄まっているように感じますが、まだまだ多くの難民が日々不安を抱えながら生活していること、日本にも難民と認められず不安定な生活を強いられている人が多くいることを再認識できました。私たちのポスターをみて、少しでも難民問題を自分ごととして考えてくれる人がいれば嬉しく思います。

年末には新たなメンバーの募集を行いました。今後の活動についてのミーティングを開いたところ、国内の難民や、外国人労働者、難民の子どもの権利等、様々な関心を持っていることが分かりました。今後もOCHANANを、難民についてより深く語れる場所にするとともに、それぞれの課題に対してできることからアクションしていきたいです。

(文教育学部4年 佐橋 ひなの)

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