センターについて センターの活動 SDGsの取組 刊行物 お問い合わせ・アクセス

ページの本文です。

第6回SDGsセミナー「SDGsに向けた取組み:国内の貧困問題とNPO」実施報告

2019年6月24日更新

photo1
講師の大西理事長

2019年6月24日、グローバル協力センター主催SDGsセミナーの一環として、NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長をお招きして「SDGsに向けた取組み:国内の貧困問題とNPO」を実施しました。本セミナーは全学共通科目「NPO入門」との共催で行われ、当日は25名の学生が参加しました。

冒頭、大西理事長より、自立センターサポートセンター・もやいの名前は「舫(もやい)結び」という固いけれどもほどけにくい綱の結び方に由来しているとのお話があり、団体のミッションとして人のつながり作りを重視しているとのお話がありました。また、SDGsは「国際貢献」と「国内実施」の両側面があり、粛々と国内実施を進めることがSDGsの達成に資する一方で、国際的に目標として掲げられていることで国内実施の推進のきっかけになる側面もあるとの説明がありました。

photo2
セミナーの様子

その後、日本の貧困問題について、統計資料やエピソードなどを交えながら詳しくお話がありました。現在の日本では、非正規雇用の増加などにより社会全体の低所得化が進行しており、子どもの貧困も着実に拡がっているとのことです。貧困の度合については、飢餓に直結するといったものではなく、子どもに代えの靴が一足もない、一年に一度も旅行に行けないといった事例がみられ、周囲が気付きにくいところに特徴があるとのことでした。課題として、低所得の家庭では子どもの進学率が下がるなどの影響があり貧困の連鎖が見られること、生活保護を受けづらくさせるスティグマが日本には存在すること、実態上、生活保護を受けている家庭の子どもは大学に行けない前提で社会保障の制度設計がされているという問題があることなどが挙げられ、広範な取組が求められるとの考えが示されました。

最後に、SDGsに掲げられているように、どうやって貧困を半減させるのかは大変難しい課題だが、様々なレベルで取り組みを進めて行く必要があるとの言葉で締めくくられました。

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加