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第10回SDGsセミナー「SDGs・ESG×風の時代:国際協力に関わるコンサルタントの視点から」実施報告

2021年1月29日更新

2021年1月18日、第10回SDGsセミナー「SDGs・ESG×風の時代:国際協力に関わるコンサルタントの視点から」では、日本工営株式会社で開発コンサルタントをされている菊池淳子さんをお迎えし、民間企業がどのようにSDGsに貢献していくことができるかということについてお話を伺いました。

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講師の菊池氏(写真右)

現在、グローバル化が進む一方で、自国第一主義的な風潮が各国で見られます。しかし、経済格差は広がり続け、環境問題や自然災害は私たちの日常に影響を及ぼすようになってきています。このような流れの中で、「持続可能な」世界を目指そうと考える人々が増え、今まで政府や国際機関のみが取り組んできた国内外の問題の解決に、民間企業や市民社会も貢献するようになり、そしてその貢献が必要不可欠なものとなっています。

現在菊池さんもプロジェクト等で尽力なさっている東南アジアでは、SDGsを達成する計画を立てても、財源が不足しているため実施にこぎつけられないということが多くあるそうです。また、SDGsの17のゴールはそれぞれが関連し合っているため、一企業や一組織、一つの国が単独で取り組むのではなく、ネットワークを形成して協働して進めていく必要があります。このように、世界にはSDGs達成に向けて膨大な需要がありますが、先進国は開発途上国を「助けてあげる」のではなく、同じ地球に住み、同じ問題に直面している当事者同士として、「同じゴールに向かって一緒に進んでいく」という意識で取り組む必要があると感じました。

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セミナーの様子(質疑応答)

加えて、非常に重要になってきている民間企業のSDGsに対する取り組みについて、具体的な方法を伺うことができました。近年企業に対する消費者の目は厳しいものになってきており、SDGsに取り組んでいることをアピールすることで、企業の評価や顧客満足度を向上させたり、リスクを回避したりすることができ、ESG投資や市民社会から選ばれる企業になることにつながっているそうです。このように自ら利益を得る形でSDGsに貢献できるという、どちらにもWin-Winの関係であることは企業の取り組みを持続可能にするために非常に重要だと考えます。また、私も消費者の一人として、企業の取り組みを注視していこうと感じました。

講座では今後の課題や官民学金の連携の必要性などについても触れられ、今後もSDGsについて、当事者として考えていく必要性を感じました。

(文教育学部言語文化学科グローバル文化学環2年 冨山 里桜)

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