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「2021年度第5回NPO活動紹介セミナー」実施報告

2021年8月26日更新

画面1：ゲストの岡安直比氏

2021年8月9日に開催した「2021年度第5回NPO活動紹介セミナー」では、ブータンやアフリカ各国において大型野生動物の保護活動を展開されている認定NPO法人UAPACCA国際保全パートナーズから、代表理事の岡安直比さんに御登壇いただきました。本学のみならず、日本動物医療センター、日本ブータン友好協会、京都大学、早稲田大学などからも参加者が集まりました。

ゴリラやチンパンジー、トラやゾウといった大型動物は、私たちにとっては動物園でしか会えない動物ですが、彼らが野生に生息する国はまだ地球上に残っています。岡安さんが主に活動されているブータンやアフリカ各国もそのような国のうちのひとつです。

画面2：野生動物保護を巡る課題

セミナーの前半では、グローバリゼーションが進んだ世界全体での経済活動がどのように環境や自然、野生動物たちに影響を及ぼしているのか、そしてそれらがどのような問題を引き起こすのかを学ぶことができました。後半では、現在岡安さんが取り組まれている“森の国ブータン「奇跡の谷」”の保護プロジェクトについて詳しくご説明いただきました。また、野生動物保護の最前線にたつ「レンジャー」の装備・教育の支援や、世界に13ヵ国しかないトラ生息国が一丸となって取り組むトラ倍増計画の支援に当てるための募金活動・SNSでの広報などについてもお話しくださいました。

今回、初めて参加者対象の事後アンケートを行いましたが、「予備知識がなくても楽しめた」、「普段は聞けない貴重な話を聞くことができた」、「建前ではなく本音を聞くことができた」などの感想を数多くいただきました。セミナー全体の満足度については、すべての回答者から「大変満足」もしくは「満足」との回答をいただき、充実したセミナーとなったように思います。

セミナー終了後も長時間にわたって数々の質問にお答えくださり、参加者の関心の高さと岡安さんの熱い思いが感じられました。

（生活科学部心理学科1年　山島凜佳）