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「2021年度第3回ブータン連続セミナー」実施報告

2021年9月8日更新

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画面1:ブータンの開発理念に関して

2021年8月30日の第3回ブータン連続セミナーでは、日本ブータン友好協会事務局長の渡辺千衣子さんにご登壇いただきました。2012年に放送された映像作品『旅のチカラ』「幸せの国で、聖なる踊りを USA (EXILE) ブータン王国」を鑑賞するうえで注目すべきポイントの説明とその鑑賞ののちに、渡辺さんによる解説や質疑応答が行われました。

映像作品では、ブータンの祭りで行われる「チャム」という神聖な仮面舞踊が中心に紹介されていました。エンターテインメントとしての踊りなのではなく、見ている人や大切な人の幸せを祈る意味を持つものであることを学びました。チャムが特別な意味を持つことに対する出演者・USA(EXILE)の葛藤や、それを支える村人の温かさが垣間見え、ブータンの世界に引き込まれる作品でした。

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画面2:祭りの練習風景

また、観賞後の渡辺さんによる解説では、ブータン各地で行われている祭りや、あまり注目されることのないブータンの東部と西部との文化的な違いに関する紹介がありました。「渡辺さんならでは」の実体験に基づいた解説は、参加者からも好評でした。これまでのブータン連続セミナーよりも多様かつ、多くの質問が寄せられ、充実した印象を受けました。

ブータン連続セミナーとしては初めての試みとなった参加者対象の事後アンケートでは、全回答者から、ブータンについての知識の有無に関わらず「楽しむことができた」との回答が寄せられました。「堅苦しくない雰囲気で質問がしやすかった」「コロナ禍でブータンに行けない中でも前向きになれた」という声だけでなく、「ブータンでの良い面だけでなく、苦悩や問題についても知りたい」などの声も寄せられ、今後のセミナーに活かすべきことが多く得られました。

(生活科学部心理学科1年 山島 凜佳)

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