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2021年10月5日更新
2021年9月18日の第6回NPO活動紹介セミナーでは、学生援農体験や子どもとの田んぼづくり、里山整備活動などをなさっていた食と子どものひろば三芳村から、大阪谷未久さんにお越しいただきました。
団体の活動紹介を通して、一つの活動が実は多くの目的や役割を持っていること、またそこには親子の問題や里山を取り巻く問題、さらには葛藤があるということを、実体験を踏まえて語ってくださいました。活動を続けていくうえで起こった困難や、大阪谷さんが抱かれていた思いから学ぶことはとても多かったです。
忙しい学生や社会人にこそ必要とされている食育についてのお話では、ショッキングなものも含め、あまり知られていない事実を学び、参加者それぞれが食生活や食べ物、環境に対する考え方を振り返りました。私は特に、食べ物を購入する際には価格だけではなく持続可能性など多くの物差しで測らなければいけない、「消費は投資である」という考え方に納得しました。また、賢い選択をしていくためには、まずは「知る」ことから始めなければいけないということを改めて感じました。
終盤では、大阪谷さんの発表スライドの完成度の高さが話題に上がり、スライド作りのコツやおすすめ素材、さらに、見やすく、かつ聞きやすいプレゼンをするためのポイントまで教えていただきました。学生生活に役立つことを、思わぬところで学ぶことができました。
セミナー参加者を対象とした事後アンケートでは、心に残ったものとして、「大阪谷さんの動物の命も自身の活動もサステナブルに考え続けている姿勢」や「活動の一貫性」、「有機農業に携わる方の素敵な姿勢」などが寄せられました。また全回答者から、セミナーについて「大変満足」もしくは「満足」との評価をいただきました。
(生活科学部心理学科1年 山島 凜佳)