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2021年10月29日更新
2021年9月27日の第7回NPO活動紹介セミナーでは、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)でアフガニスタン事務所チーフとして働かれている真屋友希さんにお越しいただきました。
前半は主に、シャンティ国際ボランティア会が行っている、絵本を通した識字教育支援活動について伺いました。図書館整備に関して、またそこを利用する子どもたちの様子に関してたくさんの写真や映像を通して学ぶことができ、参加者からは、子どもたちに図書館へ継続して通ってもらうために行っている工夫や、親の教育に対する意識に関しての質問が出ました。また、タリバンによる制圧・米軍撤退によって大きく変化したアフガニスタン情勢や、その経緯などについても学ぶことができました。
後半は、現地スタッフとしてではなく遠隔支援スタッフとして活動に携わることに対する想いや葛藤についてもお話をしてくださいました。遠隔であってもできることは多く、現地へ送る絵本に翻訳シールを貼る市民参加型の支援の場や、ボランティアやインターンシップを通した支援の場を提供しているとのことでした。コロナ禍の中で現在は制限されている活動もありますが、参加者の中には、再開されれば実際に活動に関わりたいと関心を寄せる方もいました。
事後アンケートには、「文字を読み書きできないことが生活に与える影響の大きさを改めて考えさせられた」、「絵本が子どもだけでなく大人にとっても希望になっているということがわかった」などの感想が寄せられました。これまでのセミナーに引き続き、チャットでの質問・コメントの受付を行いましたが、これについては、思いついたときにタイミングを気にせずに質問ができる点が好評でした。また、今後、話を聞きたい団体の希望も寄せられました。
(生活科学部心理学科1年 山島 凜佳)