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「2021年度第8回NPO活動紹介セミナー」実施報告

2021年11月10日更新

2021年10月20日の第8回NPO活動紹介セミナーでは、一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)代表理事の辰野まどかさんをお招きし、お話を伺いました。

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画面1:ゲストの辰野まどか氏

GiFTはグローバル・シチズンシップ(地球志民)で世界をつなぐということをミッションに掲げ活動をしている団体で、「グローバル・シチズンシップ」を「世界をより良くしようと思う志」と捉え、これを育む教育に力を入れています。

はじめに、「グローバル・シチズンシップ」を育むために必要なプロセスの紹介がありました。
①自己を知り受け入れる
②相手を知り受け入れる
③共に取り組み、創る
④社会に参画、還元していく

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画面2:GiFTによる海外短期研修プログラム例

これはラオス、フィリピン、ブータンなど数々の国で海外短期研修プロジェクトを展開するGiFTが、プロジェクトを実現させていくときに必ず追っているプロセスだそうです。GiFTは官民協働海外留学支援制度 トビタテ!留学JAPAN(高校生版)の事前・事後研修も担当されていますが、そこでもこのステップに沿い、自問自答する時間、そしてそれらを共有する時間を用意しているとのことでした。
また、突然「大きな社会問題を解決しよう」、「海外に行ってこんなことをしよう」と行動するのではなく、まず自分がワクワクすることやモヤモヤしていることを知ることから始めることの重要性をお話しくださいました。参加者の皆さんからも、この部分に関しては共感する声が特に多く寄せられました。

辰野さんは、「若者は内向きなんかではなくて、大きな力を持っているのだ」という考えのもとで、多くの若者と関わられています。若者が交流し実行に移すことができる場づくりを通して、多くの若者が、楽だと感じられる(が学びの少ない)“Comfort Zone”から学びの多い“Learning Zone”へ、時にはその奥の“Panic Zone”へと足を踏み出せるよう背中を押し続けていらっしゃいます。
今回のセミナーはアットホームな雰囲気で行われました。参加者対象の事後アンケートには、「期待していた以上に得られるものが多かった」、「将来のことを考えるきっかけになった」といった感想や今後の活動についてアドバイスを求める声も寄せられ、参加者の「これから」に繋げられるセミナーとなったように思います。

(生活科学部心理学科1年 山島 凜佳)

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