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2022年8月16日更新
グローバル協力センターでは、2021年度より(1)南アジアに位置するブータン王国を巡る諸相に触れること、(2)それらから開発政策や国・地域の在りかたを考えることを目的とした地域研究型セミナーを開催しています。毎回ブータンを扱った国内外の新旧映像作品を取り上げ、映像作品の視聴、発表者(コメンテーター)からの簡単な解説、質疑応答という流れで実施しており、今年度のセミナーは外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業にもなっています。
第8回となる今回は、僻地(ガサ県ルナナ郡)の小学校に赴任する教師を追ったドキュメンタリーを取り上げました。制作背景や監督のドルジ・ワンチュク氏の想いにも触れ、ブータンの過疎化の問題、地方の生活の変化、学校教育の特徴等について考える時間となりました。
当日は40名ほどの参加がありました。参加者からは、「教育への価値観の変化について、の話が印象に残った。」「先生が生徒の身の回りの世話や衛生面まで見るところ。また、先生自身が学校に来させるよう家族を説得している場面が印象的でした。」などのコメントが寄せられました。